内容説明
気象学は、物理、数学、化学、統計などを駆使しながら、雲や雨の発生を読み解き、予測する・・・複数の学問知を導入した知的な面白さに満ちた学問である。本書は人気雲研究者が「雲愛」に貫かれた視点から、空、雲、天気についてのはなしや、気象学という学問の面白さを紹介!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はっせー
65
雲を写真撮る人や天気に興味があるひとにおすすめしたい本になっている!皆さんは空を見上げる機会はありますか?私は無意識にみている時はありますが意識的には見ていなかった。この本は気象の不思議や雲の話をまとめた本である。著者の荒木さんはあの新海誠監督の『天気の子』で気象監修をしていた方である。確かにそう言われると雲の形とかリアルだなってかんじた。この本では身近な例を出しながら気象の秘密を教えてくれるためとても分かりやすいし楽しみながら勉強できる感覚を味わえる!2023/12/23
のんぴ
35
空を見るのは大好き。雲一つない青空も、季節ごとの雲も面白い。雲のでき方とか、わかりやすく説明してくれるのだけど、なぜか頭に入ってこない。空や海の色、朝焼け、夕焼け、高気圧、低気圧、前線、理解したいのに、私の頭の中をずるずる滑り落ちていく。小学校の時、最初に授業がわからない、と感じたのが、理科の天文だったことを思い出す。何回か読めば少しは理解できるようになるかしら。2024/02/10
フク
14
#読了 空の解像度が上がる一冊。 身近な現象で再現できる気象からより詳しい領域まで、相変わらず情報量が多いのでせっせと漆塗りをしていくしかない。 著者がSNSで更新している人間性の回復の意味を理解できた。 飛行機彩雲撮りたい〜 図書館2024/05/18
ちょこ
12
天気にまつわるアレコレを幅広く取り上げた本。気象学って数学だったのか…まあでもそりゃそうか。膨大なデータを解析してそれを経験則や観測データと照らし合わせて予測するんだもの、数学よね。今でもまだまだわからないことがあると知り気象学の奥深さを思う。写真を撮るコツも書いてあって空を見上げて想いを馳せてみるのもいいなと思った。2024/07/13
ぷら
7
何冊目かのお空の本。気になる分野の筆頭なのに全く覚えられない…困ったもの。だけどやっぱり読むと楽しいし興味深い。 美しい空や雲、虹の原理。よりも何よりも、昨今の気候変化や台風、四季、気象学の現在なんかにとっても興味がある。 その道を歩む人が眺める景色をこうして執筆して頂けることで、私のような無学者でもその道を彩るものを垣間見ることができる。 中々覚えられないけれど、自分の知りたいものへ手を伸ばす事は忘れず行いたいなと思った。 この星の環境が平穏なものでありますようにといつも願っている。2024/10/19