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内容説明
うつ病は、脳のハード面とソフト面の両方が故障して起きる病気。脳の伝達物質が減少するハード面の不調は薬でよくなることが多いが、考え方やものの見方といったソフト面も改めないと、かなりの確率で再発してしまう。逆転の発想で捉えれば、うつ病とその治療は、生き方を変えるチャンスにもなる。1000人以上の患者と向き合ってきた著者は、「うつの壁」を乗り越えれば人間として成長し、その後の心の危機も予防できるという。うつ病についての正しい最新の知識で、心と体を守る一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たか
5
自分は過去うつになりつらい時期がありましたが、今はなんとか乗り越えることができました。 今、兄がうつで苦しんでいるので、自分の体験やこの本を薦めてみたいと思います。2023/10/08
みう
4
【図書館】再発を繰り返し20年。ずっと付き合ってきているので知識として新しいことはありませんでしたが、そういえば自分のここも認知のゆがみだなと再認識する部分がありました。回復期以降の方かご家族の方向けかな。再発の辛さはよくわかっているので、無理せずに暇だって発狂するくらいまで充分に休んで欲しいです。(焦る自分への戒めもこめて)2023/12/10
sakai
2
帯に書いてあった「なんかうつっぽい?」「だったら我慢せずすぐに本書を手に取ってください」という言葉に吸い寄せられて、この本を買いました。 うつはどんな人でもかかる可能性がある病気。 知識をもっていれば防ぐことができる。 多様な考え方ができることが大切。 この3点が私にとっては重要だと感じました。他にも、家族の誰かがうつになったときのことなど、分かりやすく説明してあります。自分は大丈夫と過信せず、自分を大切にしようと思うようになりました。2024/02/05
PARO
1
再発する。長期休暇が取りにくい。自殺がある。早期発見と早期治療が大事。体がだるく、眠れなくなる。熟眠障害。朝が調子が悪い患者が多い。毎日ダラダラすごす。規則正しい生活をする。ドラマをたくさん見ない。資格の勉強や旅行もよくない。大きな決断もよくない。簡単な掃除や料理をするのはよい。アルコールは飲まないこと。2分割思考をしないこと。グレーゾーンを認める。7から8割の人とまあまあ、うまくいけばいいかと思う。これだけはできたと考える。他の人の失敗を誰も覚えてない。プラス思考に言い換える。うつ病診断書で休職できる。2024/03/16
チバ
1
うつについて知りたいというよりうつについて著者がどういう思考なのかを知りたくて手に取った。そういった意味では著者の考えがよく分かって満足した一冊だった。診断書を提出すれば休職も出来るのだからなるべく初期の段階で休みなさいという考えは温かく感じたしもし自分が当事者になったらそういう先生に出会いたいなと思った。あと調子が悪かった時はどうも難しかったけど真面目すぎないようにいい加減くらいが丁度いいという事。色々彷徨い、今その事の重みを身に染みて感じるようになったのでいつまでも忘れずに実践していきたい。2024/01/18