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内容説明
「僕は単なる決める係」と語る森保一。2022年ワールドカップでは、個性豊かな選手をまとめ上げ、ドイツ・スペインを破るという歴史的快挙を成し遂げた。「非カリスマ型」として注目されるリーダーシップを支えるのは、選手時代から培われた「決断の速さ」だ。なぜ試合中に、まるで違うチームになったかのような豪胆な采配ができるのか。一瞬の判断のために、日頃どんな準備をしているのか。森保を長年取材し、挫折も苦労も見極めてきたジャーナリストが、その秘密に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kazuo Ebihara
2
スポーツライター二宮清純が、サッカーワールドカップでドイツ、スペインを破った森保監督に迫った。 森保は、日本代表選手としては知名度は低かったものの、 攻守の要のポジションを務めた。 オフト監督に勝つための戦略、責任と権限、 選手掌握法を学び、自らのスタイルを創り上げた。 WBCで世界一に輝いた栗山監督と 森保監督の 二人のリーダーシップとマネジメントの共通点は何か。 サッカー一試合分の時間で読める軽い読物でした。2023/12/26
まーち
2
日本サッカーを確実に進化させている、森保監督のここ至るまでの流れを知る。もしの連続と本人の人間性を含めた才能により、力を示すことのできる場所まで届いて良かった。2024/01/06
おかつ
2
選手・森保を見出したオフト監督。野球の栗山監督との比較。脱線感はあるものの興味深かった。2023/12/01
sakai
1
決断することは、仕事でも家庭でも様々な場面で必要です。決めるときに大事なことを伝えてくれる本だと思います。それ以外には、サッカーの裏話が興味深い。ドーハの悲劇の時、ラモスがどのようなことを考えていたか。知らなかったエピソードがあり、サッカー好きとしてはたまりませんでした。2024/02/24
フリット
1
昔誰かの記事で、代表監督はセレクトする人、つまり数多のプレイヤーからより良い組み合わせで選ぶことが最大の仕事だと書いていたことが思い出された。森保さんも栗山さんも、選ぶだけではなく士気を高めることに長けているというか、その部分も含みで人間性があって、それが好成績につながった気がした。2024/02/02