内容説明
王子を庇い、【死神】に死の呪いをかけられてまったフェルマータ。
守護聖女は解任、王子からは婚約破棄、王都からも追い出された彼女の前に、黒衣の騎士ヴォルフが現れた。
「俺の妻となり、俺の呪いを解き、俺を殺せ」
「死ぬ予定が入っているのでお断りします!」
彼は【死神】から不死の呪いをかけられており、愛を育むことで互いの呪いが解けるというのだが……?
死にたい騎士と生きたい聖女、命懸けの契約結婚はじめます!
特別書き下ろし短編『呪われた夫婦とメイドの土産』を収録!
ある朝ヴォルフが目を覚ますと、ベッドの傍らにメイドがひとり――エプロンドレス姿で恥ずかしそうに立つ妻、フェルマータがいて!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜
5
んーなんかバタバタしているうちに終わったような。死神に三年後に死ぬ呪いをかけられたヒロイン、いざ今日死ぬという日にいきなり不死の呪いをかけられた騎士ヒーローに求婚され、ほぼさらわれる感じで彼の妻になり、結婚することに。どうやら二人の死の呪いを解くにはお互いを愛し合う必要があるようで?という内容。ヒロインはさわがしくしつつもなんだかんだヒーローを好きになるし、そんな彼女をヒーローも好きになるから大団円なんだけども、横やりとか死神とかいろいろ面倒ごとも多くて大変そう。ヒロインの口が悪いのがちょっとね。2023/11/10