日本経済新聞出版<br> 世界秩序の変化に対処するための原則 なぜ国家は興亡するのか

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日本経済新聞出版
世界秩序の変化に対処するための原則 なぜ国家は興亡するのか

  • 著者名:レイ・ダリオ【著】/斎藤聖美【訳】
  • 価格 ¥4,400(本体¥4,000)
  • 日経BP(2023/09発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 1,200pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784296116188

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内容説明

米中交代のシグナルはどこを見れば分かるか。
過去の類似する時期を学べば、これから起きる事に対応できる。
世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエイツ創業者が、世界秩序のサイクルを明かす。

●伝説的投資家で世界的ベストセラー『PRINCIPLES』の著者レイ・ダリオは、半世紀以上をかけて世界各国の経済とマーケットを調べ上げてきた。その彼が、過去500年に起きた政治的・経済的な激変を研究し、現在に生きる人々が経験したことのない根本的変化が、将来、発生し得ることを解説する。だが、これらの激変は、過去の類似する時期に起きてきたことなのだ。

●数年前、ダリオはこれまで経験したことのない大きな出来事を目撃した。巨大債務と、ゼロあるいはゼロに近い金利が同時に生じ、世界の3大準備通貨で大規模な金融緩和がなされた。過去1世紀で最大と言える経済的・政治的格差と価値観の相違により、各国で大きな政治的・社会的な対立が生じた。それはとくに米国で顕著だった。新たな世界的勢力(中国)が興隆し、既存の世界大国(米国)と世界秩序に挑戦するようになった。これらにもっとも類似する出来事が起きたのは、1930~1945年だ。これを目の当たりにしたダリオは、過去500年の主要な帝国とその通貨の興亡を研究し、その盛衰の背後にあるパターンと時空を超えた因果関係を探求した。その成果が、本書である。

●パートIでは単純化した典型的な帝国の興亡を解説。パートIIでは過去500年間に準備通貨国となったオランダ、イギリス、米国について深く掘り下げ、さらに米中対立についても1章割く。パートIIIでは、これらすべてが将来にどういう意味を持つかを論じる。

目次

PART I 世界はどのような仕組みになっているのか
はじめに
1 ビッグ・サイクルをごくごく簡単にまとめると
2 決定要因
補遺 決定要因
3 お金、信用、債務、そして経済活動のビッグ・サイクル
4 貨幣価値の変化
5 内部秩序と内部混乱のビッグ・サイクル
6 外部秩序と外部混乱のビッグ・サイクル
7 ビッグ・サイクルに照らし合わせて投資する

PART II 世界は過去500年間、どのように動いてきたのか
8 ごく簡単に過去500年間をまとめると
9 オランダ帝国とギルダーの興隆と衰退のビッグ・サイクル
10 大英帝国とポンドの興隆と衰退のビッグ・サイクル
11 アメリカ合衆国とドルの興隆と衰退のビッグ・サイクル
12 中国と人民元のビッグ・サイクル
13 米中関係と米中戦争

PART III 将来
14 将来
付記 主要国の現状と長期見通しのコンピュータ分析

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

69
運用総額が1500億ドルと言われる、世界最大級のヘッジファンドであるブリッジウォーターアソシエイツの創始者であるレイ・ダリオ氏は、投資家として有名なのは言うまでもありませんが、これまでの多くの帝国が経験してきた栄枯盛衰を「ビッグサイクル」として、広く世の中に説明した実績でも有名です。不確実性が大きくなった昨今、彼の提唱してきたビッグサイクルにより、米国の終焉が正に現実になろうとしており、大きな注目を集めています。彼の言うことに素直に耳を傾けることが重要な局面だと思います。2025/04/25

turtle

7
巨大ヘッジファンドの創始者であるレイ・ダリオがとてつもない量のデータを元に導き出した数多くのグラフで視覚的に過去からこれまでの国々の興亡をわかるようにした500ページを超える力作。やはり中国強し。アドレスを登録すると最新の国力スコアが送られてくるのも良心的。今なら2023年データをもらえます。2024/07/09

Haruki

6
国家の経済システムの継続性を秩序の基礎として捉え、1~300年単位での興亡が繰返されてきたことを指標化して客観化を試みた。①経済/金融状況サイクル②内部秩序サイクル③外部秩序サイクル④教育⑤イノベーションと技術⑥コスト競争力⑦軍事力⑧貿易⑨経済生産高⑩市場と金融センター⑪準備通貨の地位⑫地質⑬資源配分の効率性⑭天災⑮社会インフラと投資⑯国民性/礼節/意志力⑰ガバナンス/法の支配⑱富/機会/価値観の格差、の指標に沿い興隆期/絶頂期/衰退期のダイナミクスを解説。今はアメリカ→中国へと絶頂期移行の指標が目立つ。2025/07/15

h t

5
世界の情勢を国力とかから比較する。 中国が強い。米中決戦ワンチャンある?2024/11/10

拡がる読書会@大阪

5
著名な投資家レイ・ダリオが執筆した、国家や帝国の盛衰について歴史的な分析を行った書籍。ダリオは、国家や帝国の興亡がいくつかの共通するパターンによって進行していることを指摘しています。これからの世界秩序の変化に備えるために、個人や企業、さらには国家レベルで実践すべき「原則」を示しており、歴史は繰り返す・・・それが分かっているから投資で儲かったダリオのいうことですから、説得力も抜群ですね。 https://note.com/sharebookworld/n/naaf8610b10b72024/10/14

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