人事データ保護法入門

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人事データ保護法入門

  • ISBN:9784326404261

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内容説明

人事評価、配置転換、人材採用の場面において、データ利用、AI活用が急速に拡大している現在、個人情報保護・データ保護法制遵守の要請やELSI対応の必要性をふまえて、人事データの保護と利活用のバランスをいかに図っていくか。企業担当者・実務家必携の人事データ保護に関する入門書。人事データ保護士資格認定講座テキスト。

目次

第1章 総論
 1 ピープル・アナリティクス、HRテクノロジーとは?
 2 HRテクノロジーのメリット・デメリット
 3 ピープル・アナリティクス&HRテクノロジーの関連法規
 4 関連するAI原則と、人事データ利活用原則の概要
 コラム:個人情報保護法の3層規律(個人情報、個人データ、保有個人データ)
 確認問題

第2章 雇用関係の開始(採用)とHRテクノロジー
 1 採用時に活用されるHRテクノロジー
 2 採用の自由と制約
 3 採用の場面における人事データの規律
 4 採用・不採用の判断とHRテクノロジー
 確認問題

第3章 モニタリングとHRテクノロジー
 1 モニタリングとして活用されるHRテクノロジーの内容
 2 モニタリングの法的規制
 3 監視カメラ等によるモニタリング
 4 会社の通信設備等に対するモニタリング
 5 モニタリングの種類の増大と目的の拡大に関する問題
 6 AIによるモニタリングか人間によるモニタリングか
 コラム:雇用関係によらない働き方と法的保護
 確認問題

第4章 人事評価・配置とHRテクノロジー
 1 人事評価・配置に活用されるHRテクノロジーの概要
 2 人事データの活用に関する個人情報保護法の規律
 3 人事評価に関する労働法の規律
 4 配置に関する労働法の規律
 5 人事評価・配置をめぐるHRテクノロジーの実務的課題
 確認問題

第5章 健康管理とHRテクノロジー
 1 健康情報管理に関する基本的規律
 2 取得──推知情報を踏まえて
 3 管理・利活用・提供・加工
 4 健康管理をめぐるAI・HRテクノロジーの実務的課題
 コラム:個人情報保護関連法制──次世代医療基盤法、電気通信事業法等の個人情報保護法各論について
 確認問題

第6章 退職とHRテクノロジー
 1 解雇・退職と労働法
 2 解雇・退職と個人情報保護法制
 3 狭義の普通解雇(労務提供の不能や労働能力又は適格性の欠如・喪失)とHRテクノロジー
 4 整理解雇とHRテクノロジー
 5 懲戒解雇その他の懲戒処分とHRテクノロジー
 6 任意の退職とHRテクノロジー
 確認問題

第7章 国際的な人事データの保護と利活用
 1 主要各国におけるデータ保護
 2 国際的な人事データ活用の課題:GDPRの示唆
 3 HRテクノロジーとデータ活用の在り方
 コラム:データ保護責任者(DPO)とプライバシー影響評価(PIA)
 確認問題

資料「人事データ利活用原則」

判例索引
事項索引
編者・執筆者略歴

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まさやん510

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人事データに関する、個人情報保護法や職業安定法などの各種法律や制度に関する入門書。一般社団法人ピープルアナリティクス&HRテクノロジー協会が創設した人事データ保護士資格の認定講座テキストでもある。 入門書であるため記述はあっさりしているところも多いが、執筆陣に定評のある学者や実務家が参加していることもあり、内容は平易ながらしっかりしている印象。2023/12/15

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