内容説明
忍術をきわめ道場を開いたイカが主人公。でもこのイカ、お腹がすいて、自分の弟子の魚たちをついつい食べてしまった! お腹いっぱいになったところで、やってきたのはクジラ。今度は自分が食べられそうになり、イカの忍者がくりだした術とは――? 食いしん坊でいいかげん、言い訳ばかりだけど、にくめない魅力があるイカの忍者のお話。そのユーモラスな表情や動きまでも味わえる挿絵とともにお楽しみください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
33
食物連鎖をユーモアに描いている。イカ忍者に忍術を習いに来たのに、まさかああなるとは弟子たちも思わなかっただろうなあ~。面白かった~。2023/07/22
chiaki
30
なにこれめっちゃ面白い。道場を開いて弟子を募集する忍者のイカ。そんなイカに忍術を伝授してもらうため入門するキス、カニ、クラゲたちですが、思わぬ展開に!!!笑っていいのか嘆き悲しむべきか。そしてまさかの大ピンチに見舞われる道場主。はらはらドキドキのラストはイカに!!!いや、ほんとでござるよ。岡田よしたかさんの絵が、ストーリーにぴったり♡これは是非低学年さん、楽しんでほしい!2023/06/27
ヨシ
11
読み友さんの愉快なレビューに惹かれて読みました。忍術を極めたイカのもとに、今日も熱心な弟子が学びに来ます。しかし、どの弟子たちも練習を重ねるうちに…まさかの展開に驚いた方が良いのか、笑った方が良いのか。アハハハ。これは楽しい児童書。本好きの低学年が増えそうです。2023/09/09
かお
7
ふざけた感じの楽しいお話と思いきや、ブラックユーモア!! 食物連鎖!最後はみんな戻ってきたから、ハッピーエンドかな😅2023/06/11
よう
3
イカ師匠にしょっちゅうツッコミを入れながら、吹き出しながら読んだ。イカ師匠自体もおもしろいが、所々にさらりと隠れた言葉遊びもおもしろい。そして お話の構成がすごくよくできていて、作者さんすごい…!と感激しつつ本を閉じた。師匠の数ある術で、みりょうのじゅつが絵も文もおもしろすぎて大好き。2024/05/06