内容説明
「憲法」「安保改定」「専守防衛」「非核三原則」「防衛費1%枠」「尖閣問題」「集団的自衛権」から岸田政権の「三文書改定」まで、防衛政策の攻防と決定の軌跡を描く。取材期間37年超の力作!
目次
序 章 安全保障政策の「歴史的転換」
第一章 憲法と日米安保条約の誕生――吉田茂の遺産
第二章 六〇年安保改定――岸信介の選択
第三章 非核三原則と核拡散防止条約――佐藤栄作の深謀
第四章 防衛費一パーセント枠の設定――三木武夫の執着
第五章 東芝機械ココム違反事件――経済安全保障の真実
第六章 一パーセント枠打倒の仕掛け――中曽根康弘の野望
第七章 自衛隊の海外派遣――海部・宮沢・小泉の国際貢献
第八章 北朝鮮核疑惑危機――金丸訪朝・細川内閣崩壊
第九章 防衛庁の省昇格と文民統制
第一〇章 尖閣問題の日中衝突――田中角栄から野田佳彦まで
第一一章 日米同盟と集団的自衛権――安倍晋三の挑戦
終 章 安保三文書改定――岸田文雄の賭け
あとがき
主な参考資料
初出記事一覧
取材にご協力いただいた方々
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みなみ
25
タイトルどおり、防衛政策決定の内幕を記すノンフィクション。防衛費1%枠や集団的自衛権、三文書改定等、結果に至るまでの流れがよく分かった。特に前尾繁三郎衆議院議長(「暗闇の牛」という呼び名もすごい)のエピソードが印象的。核防条約の批准をどうしても達成したかった訳は、昭和天皇にお目にかかるたびに、当該条約に関する質問を受け、条約に署名したまま放置していることに相当お心を痛めておられたことを感じたからだとのこと。自分の心情や関心を示すために質問をするのは、政治的な発言は控えるためなのだろう。2025/07/11
くものすけ
4
防衛費の!%枠の成り立ち、また、1%超の熾烈な攻防など非常に興味深い内容、政治の舞台裏など関係者らへの詳細なインタビューを元に描出されている力作。また、内容も平易に理解し易い様に書かれています。現在問題となっている専守防衛の限界、集団的自衛権の問題点、9条に関わる憲法解釈など戦後直後から詳しく紐解かれている為、分かり易かった。やはり、戦後70年という時間の経過と共に政界情勢の目まぐるしい状況変化もある事から、臨機応変に”自衛隊”については考えて行かざるを得ないと考えます。2024/09/16
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