内容説明
近年、「ブラタモリ」などの番組で紹介され愛好家が増えている、高低差に富んだ地形を歩いて楽しむ「スリバチ散歩」。とりわけ東京都心部は武蔵野台地が形づくるスリバチ地形の宝庫ともいえる。本書は散歩に適した1万分の1地図を基本に凸凹地形を極力正確に表現した、日本初の「スリバチ地図帳」である。地図上には地形や古道、暗渠、坂道や階段に詳しいその道の達人たちの協力のもと、スリバチ散歩に欠かせない情報もたっぷりと盛り込まれている。さあ、この地図帳を手に東京地形散歩の旅に出かけよう!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チャーリブ
37
地図の昭文社から2020年12月に発行されています。東京都心部を1万分の1の縮尺でカバーした地図で、その高低差を色彩で表現した、いわゆる凸凹地図です。東京スリバチ学会会長の皆川典久氏が監修。河川・暗渠については第一人者の本田創氏が担当していて、暗渠情報が詳細に書き込まれています。かつて訪れた街を見てはこんなところに暗渠があったのかと認識を新たにすることしきりです。このシリーズは売れているのか、多摩地区や横浜、埼玉、千葉、京阪神もあるようです。(地図なので読了はないでしょうが)○2022/09/19
柊子
11
ちょっと面白い地図の本。古道や旧道も記されていて、なるほど~と納得。「現地でしか分からない謎の窪地」などと書いてあるので、なんだろう?と興味津々。東京は坂が多い。我が家の地域も坂ばかり。テッペンなので見晴らしは良いが、生活するには少々疲れる。若い頃は感じなかったのになぁ。2023/07/11
やっつん
2
これは面白い!引っ越し先を選ぶ時にハザードマップなどと一緒に確認するのも良い気がする。2022/06/29
ぐんまくん。
2
面白い。街歩きが断然面白くなる。2021/03/20
Teo
2
タイトルどおり。地図だけど道路地図みたいな冊子の体裁となっている。23区の凸凹を地図に重ねている。こう言うのは手に入る時に手にしておかないと無くなってしまいそう。以前から「東京は思っている以上に坂の町」と言われるが、やはり一番凸凹があるのは山手線の線内。西から来た台地がそこで削られて沢山の谷を形成しているので。 2020/12/28