中公新書<br> カラー版 美術の愉しみ方 「好きを見つける」から「判る判らない」まで

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中公新書
カラー版 美術の愉しみ方 「好きを見つける」から「判る判らない」まで

  • 著者名:山梨俊夫【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 中央公論新社(2023/09発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121027719

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内容説明

絵に殉じたゴッホの筆遣い、色彩を見極めたセザンヌの眼、人間の生命を彫像にしたロダンの手。優れた絵画・彫刻は、作家の感性と知性が結晶した永遠の芸術である。東西の名品を堪能できる現場が美術館や展覧会だ。本書は、関心を開く・好きを見つける・読む・比べる・敷居をまたぐ・参加する・判るという7つの視点から、読者を現場にいざなう。80点のカラー図版とともに、美術体験の感動に迫り、愉しみ方を伝授する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

101
美術に関するこのような新書では高階秀爾さんの本をいくつか読んできていますが、この本では入門的な観点での知見が多く参考になりました。7つのポイントを設けて、「関心を開く」から「判る判らない」までに様々な美術(絵画が多いのですが)を紹介してくれて私も参考になりました。紹介されている作品もほとんどがカラーなのでその良さがわかる気がしました。2024/05/21

まちゃ

62
ちょっと敷居の高い美術の愉しみ方を七つの扉「関心を開く」「好きを見つける」「読む」「比べる」「敷居をまたぐ」「参加する」「判る判らない」として解説。豊富なカラー図版が収録されていたので、視覚的にも興味をひかれました。判る判らないは別にして、関心を持って美術に触れていきたい。2023/12/15

HaruNuevo

19
美術鑑賞が趣味の一つになってもうずいぶんとなるが、自分にとって美術への扉はなんだったんだろうな、と思い返しながら拝読。 まずは興味を持ってみること、シンプルでよい。面白い、綺麗、変だ、なんでもよいから、美術作品を観て湧き上がった感情を大切にすることがやはりスタート。 関心を持ち、好きを見つけ、作品を読むために多少の勉強をし、いろんな作品を比べたり、と本性で示された多くの扉は経由してきたなぁ。 遠い過去だけど、高校生時代あたりに読んでいたかった一冊だ。2024/02/08

Francis

13
先月発売されたばかり。著者は学芸員。神奈川県立近代美術館館長などを務めた方。その経験が豊富に生かされている。今年展覧会のあったレオポルド美術館のコレクターに会った時のエピソードなど興味深い話が載っており、飽きさせない。美術を楽しむにはまず最初に美術館でも画廊でもいいのでとにかく自分の感性を信じて絵を見に行くことなのだ。理屈は後からいくらでもついてくる、との長年の私の思いを満足させてくれた。2023/10/03

武井 康則

12
美術を愉しむ方法として、まず見慣れろと言う。その通りだと思うが、ど素人が美術作品を見慣れるほど見るのは難しい。金がかかる。だから鑑賞の手助けをしてほしい。この作品のここに注目してほしいとか。美術に出会う七つの入り口というが、第6章参加するのみやや具体的で後は思いつくままに作品を上げてそれについて関連事項を書いているだけ。著者は美術館の館長らしいが、確かに作品の横にある解説の文体だと思った。それは作品の情報であって鑑賞ではない。魅力的な内容でもなく、昔の著名人の芸術を題材にした随筆。2024/12/23

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