中公新書<br> 隋―「流星王朝」の光芒

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中公新書
隋―「流星王朝」の光芒

  • 著者名:平田陽一郎【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 中央公論新社(2023/09発売)
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  • ISBN:9784121027696

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内容説明

五八一年に誕生した隋王朝。五八九年には文帝楊堅が南朝の陳を滅ぼし、長き分裂の時代に終止符を打った。草原、華北、江南に君臨する帝国の誕生である。二代目の煬帝は大運河を築き親征を行い、帝国を拡大したが、高句麗遠征に失敗して動乱を招き、六一八年には唐に滅ぼされた。南朝、高句麗、突厥といったライバルが割拠したユーラシア大陸東部の変動を視野に、北方から興隆し、流星のように消えた軌跡を描く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

131
流星王朝と呼ばれるほど短命だった隋の盛衰は、日本の豊臣政権に似ている。4百年の戦乱を収拾し統一王朝を建てた文帝楊堅は確かに名将であり、国制や法式を整備するなど政治的才能にも恵まれていたが、あまりにも家庭に恵まれなかった。5人の息子は次期皇帝の座を狙っていがみ合い、嫉妬深い妻は浮気した夫が家出するほど責め立てた。帝室内の混乱に加えて二代皇帝の煬帝が、戦争や建築に熱中する男なのが致命傷となった。組織は創建の次に守成が必要だが、支配者が独裁権力に溺れ安定のための努力を怠れば崩壊へと進むのをまざまざと示している。2023/11/01

榊原 香織

71
語り口は面白いが、知らない人や事件のオンパレード。 煬帝て悪名高いけど、実は先見の明があった人だったのかな。平清盛みたいな2024/01/18

サアベドラ

47
南北朝時代を終焉に導き、2代で流星のように滅んだ隋の断代史。2023年刊。著者の専門は隋唐軍事史。前時代の背景および統一王朝としての位置づけは、本書である程度説明があるもののそれぞれ直近に同新書で出た『南北朝時代』『唐』に詳しい。中華帝国として積極的に対外遠征に乗り出し、南北をつなぐ大運河の開削を押し進めた煬帝は、父兄殺しや贅沢三昧の誹りがありつつも愚帝とは言い難く、唐によるプロパガンダが大きいとしている。全体的にエピソード多め、フランクな語り口で読み易いが、少々崩しすぎて歴史の文体に合ってない気もする。2024/02/24

kk

45
図書館本。隋朝一代の事績を平易に解説。内容面で興味を覚えたのは、悪名高い煬帝に対する肯定的とも言える評価。彼の運河開削や洛陽遷都は中国が一まとまりの実体を備えていく契機となり、北方安定化のための取組みは隋唐が世界帝国としての飛躍していく踏台となったとの認識。隋朝の性格についても、その首長は中華皇帝・大可汗・菩薩天子という三つの顔を有し、それぞれに特有な政治的・文化的機能を果たすことによって中国の再統一を実体化したとの指摘。文章も読み易く、洒脱。久しぶりに読む、中公新書らしい中公新書の一冊。2023/10/28

Tomoichi

44
隋といえば遣隋使と煬帝しか知識がなく、お勉強の為に購入。長い南北朝時代を経てついに中華は隋によって統一されるがたった2代で滅び唐が再統一を果たす。混乱期から平和期は一気に行かず、冷却期が必要になる。それが隋の悲劇か。2024/07/14

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