カトリと霧の国の遺産

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カトリと霧の国の遺産

  • ISBN:9784065327654

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内容説明

「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズの廣嶋玲子先生も絶賛!!
――この本は19世紀の英国への招待状。霧と石の街に吸いこまれ、心を虜にされます!

第62回講談社児童文学新人賞佳作『カトリと眠れる石の街』のシリーズ第2作!

★主な内容
舞台は19世紀後半のスコットランドの都市、エディンバラ。
カトリが博物館で働くことになってから半年がたったある日、博物館に大量の寄贈品があった。
寄贈主は、ジョージ・バージェスという古物収集家で、彼は生前、自分のコレクションをけっして人には見せなかったという。
コレクションの整理をするカトリは、寄贈物のどれもが「ネブラ」という国にまつわるものだと気が付くが、博物館の研究者を含め、だれもそのような国を知らないという。

この寄贈物は、歴史的な新発見につながる本物なのか? 偽物なのか?
寄贈物の真偽が明らかにならないまま、博物館ではバージェスの寄贈物を集めた特別展が開催されることに。
しかし、この特別展に訪れた人は、次々に行方不明になっていくようで……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がらくたどん

62
やられた!前作で街を襲う怪事件を解決し養い親の応援もあって金物屋の跡継ぎから憧れの博物館の助手になったカトリ。作業を手伝いながら学問の道へと意気揚々と邁進中と思うじゃないですか。最近のYAを舐めてはいかん。進まぬ学問・単調にしかみえない作業に加え実家には新しい職人弟子が。選んだ道の見えない未来と選ばなかった道の逃した未来に彼女の心は不安で潰れそう。そんな折、博物館に寄贈された「ネブラ」という未だ解明されていない街の年代記と遺物のコレクション。寄贈展示を機に忍び寄る不穏にカトリの不安が共鳴し。霧は晴れるか?2024/03/25

yutan2278

40
カトリが博物館で働くことになってから半年がたったある日、博物館に大量の寄贈品があった。 寄贈主は、ジョージ・バージェスという古物収集家で、彼は生前、自分のコレクションをけっして人には見せなかったという。 この寄贈物は、歴史的な新発見につながる本物なのか? 偽物なのか?寄贈物の真偽が明らかにならないまま、博物館ではバージェスの寄贈物を集めた特別展が開催されることに。 しかし、この特別展に訪れた人は、次々に行方不明になっていくようで……。 シリーズの2作目。今回も面白かった!次作も楽しみです。2025/07/13

Nyah

31
カトリ2巻。19世紀後半のスコットランドの都市、エディンバラ。カトリは博物館で雑用をしながら勉強している。ある日、ジョージ・バージェス男爵より博物館に大量の寄贈品があった。寄贈物のどれもが「ネブラ」に縁があるものだが、博物館の研究者達は誰もその国を知らないという。しかし集客の為、博物館で寄贈物特別展が開催されることに。この特別展に訪れた人が次々に行方不明に。そしてとうとうカトリまで消えてしまう。今回はカトリとリズとジェイクの3人で調査します。ゲール語の呪文。ラテン語で書かれた年代記。貨物列車。楽しい。2025/01/23

まる子

19
シリーズ2作目も面白かった!エンディバラ博物館の研究助手として働く事になったカトリ。金物屋ではなく、自分はこの道で良かったのか?博物館に寄贈された収集品と謎の年代記。調べるうちに謎に迫るカトリは…まさかの年代記の中?!書き換える事で未来は、年代記の中にいた人たちはどうなる???様々な壁がカトリの前に立ち塞がるなかった、エンディバラの方で何が起きていたのか。カトリの代わりに続きを書くと…。自分たちの未来はだれにもわからない。納得できない時、困った時は「霧」の方へ行こうじゃないか!2024/06/01

竜王五代の人

17
ビザンツ(いいところ狙うな)ゆかりの奇妙な寄贈品から始まる博物館らしい話。仕掛け自体はそう複雑なものではないけれど、そこに青少年らしい悩みを掛け合わせてよい仕上がりとなっている。カトリとリズ・ジェイクの友情や、ホームズめいた推理力のある人物も見どころ。2023/10/29

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