内容説明
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特集I 人類の起源と拡散
特集I-総論
人類史研究の最前線
─ 化石とゲノムの研究はどこに向かうのか
特集I-1
21世紀の化石研究が明らかにした人類の起源
─ 単純ではなかった私たちの来歴
特集I-2
ホモ・サピエンスのユーラシアへの拡散とアジア人の起源
特集I-3
ゲノム配列とゲノム規模SNPデータが解明する現生人類の進化
特集I-4
古代ゲノム研究が明らかにする日本人成立のシナリオ
特集II 免疫研究最前線
特集II-総論
今日の免疫学：基本的な仕組みから新しい考え方まで
特集II-1
制御性T細胞の基礎と臨床
─ 異常，過剰な免疫反応にブレーキをかけ免疫恒常性を維持するT細胞
特集II-2
腸内細菌と免疫系
─ 複雑に絡み合い現代病をも制御するミクロな生態系
特集II-3
新しいリンパ球：自然リンパ球の役割
─ 2型自然リンパ球によるアレルギー発症機構
特集II-4
自然炎症
─ 炎症に関する新たな概念
実験観察の勘どころ
ニワトリ血清を用いたブタ赤血球の凝集反応の観察
─ 高等学校「生物基礎」における免疫学実験として
裏山の昆虫誌［Vol.18］ゴマダラチョウ
ハイエンド研究・分析装置への招待状
電子顕微鏡（透過型，走査型）
遺伝性心疾患の電子顕微鏡診断
生物に学べ「バイオミメティクス最前線」
［第6回］バイオミメティクスは世界を救う
大学入試「生物」を攻略する
[第6回]新傾向の問題と対策─ 性と遺伝
For your Lifework
国内トピックス/海外トピックス
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
A.Sakurai
1
特集の「人類の起源と拡散」は人気のあるだろう題材だが，今回は日本人の形成に力点が置かれたもの．現在では進化人類学は分子生物学アプローチが全盛だが，研究史の足跡を辿るようにアプローチ別に論文を並べている．化石形態素分析，ミトコンドリアDNA，現生人類の核ゲノム，化石人類の核ゲノム．昔からある文化的アプローチによる縄文→弥生の二重構造モデルはどの論でも妥当のようだ．それを詳細化した三段階渡来説は縄文後期にもう一つの渡来の波があったとするもので，目新しい．2016/10/29
