扶桑社BOOKS<br> 脱コスパ病~さらば、自損型輸入~

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扶桑社BOOKS
脱コスパ病~さらば、自損型輸入~

  • 著者名:小島尚貴
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 扶桑社(2023/09発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784594095642

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内容説明

誰も語らなかった日本経済復活の秘策!
経済的豊かさから、年々遠のいていく日本。「お得で賢い」と思っていた消費は、「国産品の不買運動」だった。長年にわたる日本人の消費判断の病を克服し、真の国力を取り戻すための「忘れられていた方法」を説く。世界約40ヵ国を訪れ、農家、中小企業、職人、行政機関と日本製品の輸出に打ち込んできた貿易実務家がおくる、目からウロコの日本論。大反響を呼んだ『コスパ病』の第2弾!

●章立て
第一章 サービス業にも感染拡大するコスパ病
第二章 ハイテク化する自損型輸入
第三章 令和によみがえった「満蒙開拓団」
第四章 コスパ病と「タイパ病」
第五章 なぜ日本企業は自損型輸入に走るのか
第六章 文化の処刑と歴史の葬儀
第七章 朝鮮戦争と現代日中貿易
第八章 「経営ごっこ」が終わるとき
第九章 経済再建は「言葉の国産化」から
第十章 未曾有の逆境こそチャンス
第十一章 「日本的職業観」に立ち返ろう

●主な小見出し
◎親日外国人を絶望させる英会話学校
◎観光業に広がる奇妙な旅行システム
◎自動車業界にも感染しつつあるコスパ病
◎「マネートラップ」にはまる日本人
◎「加工再輸入減税制度」の盲点
◎「安売り」という麻薬
◎ダイエットと外国語学習で考える能率
◎「うちだけ損しないか」という不安
◎コスパ発想的な教育は人間性への冒涜
◎弱小国で見た中国の国家意思
◎儲けても尊敬できない企業
◎自損型輸入は現代の「公害」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

64
地元地方紙の書評欄で取り上げられた一冊。著者は西日本中心に貿易アドバイザーなどを務める経済人。著者は、自分が実際に見聞した事実から導き出した、平成の30年間日本がデフレ経済に陥り、低成長に喘いできた原因の一端が、日本の業者が行ってきた自損型輸入にあるとする。自損型輸入というのは、日本の産業が培ってきた工業製品、農産物などの製造ノウハウを外国、主として中国に抜け駆け的に売り渡し、安価に作られた製品を日本に逆輸入し、独占的に稼ごうという商法のことを言う。そのような製品農産物は、そこそこな品質を持ち、極めて安価2024/03/13

しんた

7
日本企業のそこそこの品質、低価格の戦略を実現するために日本人か企画、海外で製造して日本で販売する自損型輸入が、今の日本の競争力低下を招いている。安いのはいいことだと消費者が歓迎している。日本人の所得も上がらず貧しい国になっているのに。この流れを変えていくにはには買う方の意識が大切だ。2024/02/13

juneberry

4
題名がいま風だったので、軽い内容をイメージしていたが、全く違った。日本がこの30年でどのような状況になってきたのか、また、その状況を作っているのは状況に合わせて適応していく器用な日本人だと言うことだとよくわかった。適応でき過ぎて、結果的に自損型となっていたことにショックを受けた。最終的に日本にとってどうなのかと言う考え方がなかったことと、何かの本で、自分さえ良ければと言うところが日本人は意外とある…みたいな内容を読んだことがあることを思い出してしまった。仕組みを理解して消費をしていかないとダメだと思った。2024/03/17

yumechi

2
地産地消と、どこで作られてだれの利益になっているか? は意識させられる本だったかなと思う。2024/05/06

クロ

1
Audibleにて。コスパって、こんなに深いものだったのか。国レベルでなんて考えたこともなかった。視野を広げて考えないといけないな。2024/12/09

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