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内容説明
知っているようで知らない鳥の世界を日本で唯一の鳥類研究所「山階鳥類研究所」の専門家がわかりやすく解説。
鳥類の生態や行動、進化だけでなく、人との関係なども含めた、興味深いテーマの特別講座。
*本書は2004年に刊行された『おもしろくてためになる鳥の雑学事典』(日本実業出版社)の内容を改定して文庫化したものです。
■内容
第1章 鳥の世界入門
第2章 鳥たちの生きる知恵
第3章 鳥たちの歴史と未来
第4章 知って楽しい鳥のトリビア
■著者について
山階鳥類研究所(やましなちょうるいけんきゅうじょ)
鳥類の研究、鳥類学の普及啓発活動を行う公益財団法人。
千葉県我孫子市にあり、鳥類の所蔵標本8万点、図書・資料およそ7万点を擁し、日本の鳥類学の拠点として基礎的な調査・研究を行う。
また、研究論文を掲載する学術雑誌や、研究活動をわかりやすく紹介するニュースレターの発行や所員による講演会なども行う。
昭和7(1932)年に山階芳麿博士が私財を投じて東京都渋谷区南平台にある山階家私邸内に建てた鳥類標本館が前身。
1986年から秋篠宮殿下が総裁を務める。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆいまある
87
複数の著者による鳥に関するトリビア集。鳥についてはホント無知でして、砂肝って美味しいなと思いながらそれが何か知りませんでした。あれは胃なんですね、奥さま!鳥は頭部を軽量化するにあたり、歯を失くし、すり潰す機能を胃に持たせた。ジェームズ・ボンドは鳥類学者の名前(007作者が拝借した)、このような数ページの読み物が無数に載っていた。書き手が変わるため前後の繋がりに弱く、私の脆弱な集中力は途絶える。何故だろう。読み終わると砂肝のことしか覚えていない。KU2025/02/09
榊原 香織
73
ジェームズ・ボンドて鳥類学者の名前。 静岡にはいないけど、関東や山梨で見かけるオナガ、東アジアの他はイベリア半島にしかいないそうです。人為分布かとも言われていたけど、ユーラシア大陸の東西の端で生き残ったぽい2024/03/22
k sato
27
鳥類学者たちが鳥の体、生活、歴史を解説🐥収斂進化、卵歯、毒鳥、ヒマラヤ越え・・・2004年発刊「おもしろくてためになる鳥の雑学事典」がタイトルを変えて文庫化。山階鳥類研究所のフェローだった紀宮様(現:黒田清子さん)も執筆者のお一人。ご成婚を機に退所されたが、宮様は都心に営巣するカワセミの生態を研究されていた。カワセミは適応能力が高く河川以外でも営巣するそうだ。また皇居で繁殖した親鳥が20キロ離れた別の場所でも繁殖したことが観測されたという。これは宮様らしいご研究であり皇室を身近に感じるエピソードでもある2024/03/16
NORI
20
鳥の雑学的な小ネタ集。私は小学生の頃"鳥博士"だったため、既に知っている話も多かったが、一方で、オナガがカッコウの托卵に抵抗している話、アホウドリの行動範囲、ウグイスの亜種についてなど、新たに学べることもたくさんあり、大変満足。 1項目2,3ページ程度と気軽に読める。各項軽めながら、80項目以上もあるので、全体の情報量としては、かなり多い。隙間時間にちょこちょこ読み進め、"鳥偏差値"を上げるのに適している。 今日を生きるには全く必要のない知識。しかし、それが人生に彩りを添え、豊かにしてくれるのだ。2024/04/11
Ribes triste
17
鳥類についての様々な知識や研究内容が各章にコンパクトにまとめられて、読みやすい1冊。全部読めば、確かに鳥の教科書なんだけれど、ちょっと誰かに教えたくなる様な、よもやま話もあって楽しい。入手出来ずにいたので、山と溪谷社さん、再版してくれてありがとう。2023/12/29




