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内容説明
応援したい/されたい現代人の推し活とレトロ消費。最新調査からは背後の孤独感が見えてきた。ミクロな消費が多様化する日本の今
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
36
これまで数字に現れてこなかった消費行動の深層には「孤独」があった。最新調査から見えてきた新たな「脱消費的消費」の形を紹介する一冊。パートナーや家族がいてもどこか孤独を抱えている現代人の「孤独」が消費を増やしているとして、推し活やお笑い、美容、クラウドファンディング、昭和レトロという事例を検証。後半は古着が消費を変えて地方を再生するとして、具体的な事例をレポートしていく構成になっていて、前半のデータをもとにした検証はなるほどなと感じる部分があったものの、後半は自論を前提としてやや牽強付会な印象がありました。2023/10/23
はるき
15
面白かったけど、タイトルと中身に若干のズレを感じます。孤独を埋めるための消費の中身と行動原理が変わってきたのは分かりますが、後半が古着に偏り過ぎかな?2023/09/29
てくてく
7
タイトルにひかれて購入して移動の際に読み進めたが、文体と主張が合わなくて、著者を確認したところ三浦展さんで、なんとなく納得するところがあった。著者の本はこれまでも何冊か読んでいて、タイトルやテーマ、切り口は良い感じながらも読み進めていくと何だかなぁと思うことが多くて、今回もそうでした。身の回りの経験から感じたことを取捨選択したデータを用いてなんとなく説得力を持たそうとしている感じと、企画を受け取ってとりあえず仕上げた感が、私には強く感じられて無理でした。2024/02/03
お抹茶
6
後半は著者がはまった古着の話。経済成長しない日本でもSDGsのニーズとマッチする古着市場は成長する。恋人の有無と推し活の相関は女性のみあり,下流になるほど恋人のいない女性は推し活消費が多い。上流で孤独な人はお笑い消費が多い。アイドルグループもスポーツ選手もお互いに励まし合い,それを見たファンが応援し,彼らもファンに感謝するという相互応援的構造になっている。昭和レトロ消費は20代に多く,文化情報を持つ4年制上位大学卒が明らかに多い。古着や古本は覚悟もリスクもいらない場所で売れて,まちづくりの実践にもなる。2025/10/16
saladin
2
所謂”推し活”が今現在なぜこれほど普及したのかを知りたかったのだが…。一応、アンケート調査を経てその分析をしているのだが、結局、著者が”こう思う”といった程度のもの。一人一人になぜこう答えたのかを聞いているわけでもないだろうし、実際のところはよくわからないままだった。”孤独”が”推し活”普及の要因の1つであろうことはなんとなくわかるけれど、当然それだけではないだろうし。後半の古着屋による地方再生の話は”孤独”とはまったく関係がない。著者の得意分野なのだろうが、なぜ本著に収録したのか…。2024/10/14
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