内容説明
「アジのムニエル」「麦きり」「パンプキン・パイ」「親父が母に教えた料理(ブリのかす汁)」「踏切り近くの焼き芋屋」「マノアのあんぱん」「蒸し寿司」「チキンラーメン」「餡こ餅」「雑煮と冷やしそうめん」・・・・・・母の味、父への想い、故郷の思い出、愛する家族との団欒、旅先で出逢った四季の味――など、愛情のこもった料理を食べる幸せと作る喜びを人気直木賞作家が綴る、心温まる随筆。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mr.lupin
48
山本一力さん初読み。直木賞作家と言うのも知らず、また何の予備知識もなく表紙絵と表題から手にとってみた一冊。団塊の世代の山本さんの食にまつわるエッセイだった。団塊の世代の時代背景も良く分かり、イロイロと興味深く古き良き時代だったんだな~っと思いながら読了した。①「お袋の味、親父の味」②「江戸歳時記」③「思い出の旅」どれもこれも面白かった。一度山本さんの時代小説も読んでみようと思う。☆☆☆★★2021/01/16
siro
36
どの話も暖かくてちょっぴり切なくなるようなお話でした。食べ物を通しての思い出は誰にでもあるかと思います。私自身の思い出、デパートの最上階にある大食堂のお子様ランチ、母親の作ってくれたライスコロッケ、父親が作ってくれたすいとん汁等々…懐かしくてキュンとなる記憶が甦りました。2015/05/15
Hirouch
5
古き良き昭和感のあふれる自伝エッセイです。涙ほろろなエピソードが多くてよかったです。小説はまだ読んだことがないですが、早速あかね空を購入しました。2020/02/21
Syouichi Nishiyama
2
エッセイは合わないと進まず。1章で諦めます。2021/02/22
barcarola
2
「うるさいことは言わない」の項など、納得・共感できる部分が多く、懐かしさとともに嬉しさ(?)も感じてしまった。2020/08/13
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