岩波ジュニア新書<br> 扉をひらく哲学 - 人生の鍵は古典のなかにある

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岩波ジュニア新書
扉をひらく哲学 - 人生の鍵は古典のなかにある

  • ISBN:9784005009688

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内容説明

今あなたが抱いているその疑問,何千年も前から考え続けられてきたことかもしれない…? 親との関係,何のために勉強するのか,本当の自分とは何か,昔の本が今役に立つの? 古今東西の書物をひもといて,11人の古典研究者が答えます.友達への相談やネット検索では出会えないアドバイスが,人生の扉を開く,かもしれません.

目次

はじめに
第1部 いま古典を読む意味って,何ですか?
1 古典って何ですか?
回答1 過去からの贈り物 中島隆博
回答2 インターフェイスとしての古典 芦名定道
2 時代も社会状況も違うのに,現代を生きる自分たちの役に立ちますか?
回答 古典に自分を映し見る 木村勝彦
3 人に聞いたりネットで検索した方が,早く答えが見つかりませんか?
回答 時空を超えた出会いを見つけよう 吉水千鶴子
4 なぜ大人はよく「古典は大切だ」と言うのですか?
回答1 古くて新しいツールとしての古典 加藤隆宏
回答2 伝えられてきたということ 土屋太祐
5 正直言って,まったく興味がわきません
回答 古典への入り口は,たくさんあります 渡邉義浩
第2部 人生の鍵は,古典のなかにある!
1 人の意見にすぐ影響されてしまいます
回答1 自分の意見を見つけるまで――孔子の「時」の教え 渡邉義浩
回答2 一人の相手と向き合って対話する――ソクラテスの哲学と生き方 納富信留
回答3 他者との関わりをバネに豊かな自分になる――キルケゴールの語る自己 芦名定道
2 親との関係に悩んでいます
回答1 親を乗り越えて進むこと――古代ギリシア神話における子供たち 納富信留
回答2 自分で自分の主人となれ――ブッダの言葉から 吉水千鶴子
回答3 親とはそもそも重圧である――儒教の超絶的親孝行 小倉紀蔵
3 誰も自分のことをわかってくれない気がします
回答1 絆をつくる大切さ――教養小説に描かれた若者たち 佐藤弘夫
回答2 「人間」をつくる――古代インドの人生儀礼 梶原三恵子
回答3 分かってもらえなくとも,怒らないのが君子です――孔子の辛さ,諸葛亮の理解者 渡邉義浩
4 なんのために生きているのでしょうか?
回答1 「目的」「統一」「真理」を捨てよ――弱いニーチェが語ること 小倉紀蔵
回答2 自分より大切なものの発見――他者に尽くした人々の物語 佐藤弘夫
回答3 どのようにしてこの自分を生き抜くか――ニーチェからの問いかけ 木村勝彦
5 本当の自分を見つけたいのですが,どうすればよいでしょうか?
回答1 本当の自分に到着するためのレッスン――「論語」が語る「君子」 中島隆博
回答2 あなたは誰ですか?――私自身を問い直す古代インドの言葉 加藤隆宏
回答3 「本当の自分」を探している「自分」――「臨済録」の言葉 土屋太祐
6 死ぬとはどういうことですか?
回答1 「私の死」に向きあうこと――ヤスパースからの勇気のメッセージ 木村勝彦
回答2 生と死のさかいめ――禅僧の言葉から 土屋太祐
回答3 銀河を旅する死者たち――宮沢賢治の世界から 佐藤弘夫
7 社会の役に立ちたいのですが,どうすればよいでしょうか?
回答1 他者への共感をもつ――大乗仏教の理想 吉水千鶴子
回答2 社会は自己とつながる?つながらない?つながりすぎても危険だ――「大学」に「学ぶ」 小倉紀蔵
回答3 鳩のように,そして(しかし)蛇のように――イエスが弟子に与えたアドバイスから 芦名定道
8 勉強するのはなんのためでしょうか?
回答1 教えを乞い,自分を更新する――古代インドの「知識」継承の営み 梶原三恵子
回答2 変容して自由になる――「論語」と「正法眼蔵」が語る学びの境地 中島隆博
回答3 知ることの神秘の深みの,もっと深みへ――哲人ヘラクレイトスの言葉を聞く 納富信留
第3部 10代にすすめる1冊
執筆者紹介