朝日新書<br> プア・ジャパン 気がつけば「貧困大国」

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朝日新書
プア・ジャパン 気がつけば「貧困大国」

  • 著者名:野口悠紀雄【著者】
  • 価格 ¥999(本体¥909)
  • 朝日新聞出版(2023/09発売)
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  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022952356

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内容説明

かつて「ジャパン・アズ・ナンバーワン」とまで称されたわが国は大きく凋落し、購買力は1960年代のレベルまで下落した。経済大国から貧困大国に変貌しつつある日本経済の現状と復活策を、60年間世界をみつめた経済学の泰斗が明らかにする。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まゆまゆ

18
過去の栄光にしがみつき、バブル期から社会構造が固定化されている日本。イノベーションの意欲がないのは、補助金によって産業が延命されてきたからで、加えて円安と低金利によって簡単に利益を上げることができる情勢だった。本来なら社会構造とビジネスモデルを根本から変更しておくべきだったが後の祭り。賃金を上げるために必要なのはやはりデジタル人材による高度な専門性の発揮、なのだろう。2023/11/13

Melody_Nelson

10
暗い気持ちになるが、現実を受け止める。円安は輸出企業にとっては良いけれど、為替によって利益がでるため技術革新が鈍ったのだとしたら情けない。そして、以前テレビで専門家が「円安の方が国内産業の空洞化を避けられるのでまだマシ」と言っていたが、本書で指摘されているように、円安だと優秀な人材が流出しがちだろう。教育の劣化や少子高齢化など、もっと前から対策できただろうことを後回しにしてきたツケが肥大化。現在の不満と将来への不安から、減税についても意見が割れている。どういう政策をとっていくべきなのか。2023/11/03

ossan12345

8
コロナ禍を経て日本の衰退途上国化は一段と進んだ。その根拠を一つずつ挙げ暗澹たる気持ちにさせてくれる。従来散々指摘されてきた事項ばかりだが、それが本気で改善されなかった結果が招いた惨事だと思う。身の回りでも、コロナ禍後、色んなところで覇気というか、前向きな気持ちが無くなってきていると感じるなあ。物心両面で貧しさが際立ってきているように感じます。2023/09/24

kaida6213

6
書いてあることはいちいち正しいと思う。じゃあどうするのってのは常に考えないといけない。個人だと限られる気がするけど。2023/12/10

訪問者

6
アベノミクスによる大規模金融緩和が円安を産み、それが物の値段と賃金が安い日本を生み出した。解決策は専門人材を育成するための大学改革、ジョブ型雇用への社会構造の改革だと説く。これからの日本に可能だろうか。若い人に期待するしか無いのだが。2023/11/25

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