内容説明
家族とは、自然に「ある」ものではなく、「なる」ものではないか。人間の一人一人が持つ希望や悩み。そこには、家族の数だけドラマがあり、笑いもあれば涙もある――。一貫して「家族」のあり方を描いてきた著者の作品から、選び抜かれた7編を収録。ときに切なく、ときにあたたかく。多くの読者の涙を誘った「家族」シリーズのベスト版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぼっちゃん
53
家族シリーズのベスト版で厳選された7話。離婚し別れた娘と父の物語『いちばん新しい思い出』、ラジオ番組のアナウンサーと母との物語『最後のお便り』が良かったです。2024/02/23
masayuki
6
森浩美さんの家族シリーズにはまって読みふけったのはいつだっただろう。そのシリーズから収録したベスト版。何回読んでも感動するし、涙もあふれる。森さんの書く「家族のかたち」はどれも読む人を幸せな気分にさせてくれるから好きだ。本書では最後の2作品「イブのクレヨン」と「最後のお便り」が特に心に沁みる。2023/11/15
すぅさん
5
ー全64話ある家族をテーマに描いた感動作から7作を厳選ー との事でどれも胸がつまり、涙が浮かぶ話ばかりだった。心が少しささくれた時に読むのも良いかも。2024/02/16
おうさま
4
家族シリーズのベスト版。初見ではないはずなのに、どれも初めて読んだように心打たれた。「渡り廊下のっ向こう」と「いちばん新しい思い出」は特によっかったなぁ。2023/11/16
りょう
4
森さんはほんとにこういうのが上手くて、職人技にうまいと思う。日本人のツボをちゃんとうまくとらえるうまさ。それが、感動かというと、それはまた別。2023/11/02