ナポレオン街道 可愛い皇帝との旅

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ナポレオン街道 可愛い皇帝との旅

  • 著者名:伊集院静【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 小学館(2023/09発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093891325

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内容説明

「戦争と人間」に迫る思索の旅エッセイ。

1815年地中海に浮かぶ流刑地エルバ島を脱出したナポレオン・ボナパルトがサン・ジュアン湾に上陸して、再び天下を取るために都パリを目指し進軍した「ナポレオン街道」。現地実際に辿り、ナポレオンの子孫の取材なども交えながら、「英雄」「戦争」とは何かを綴った思索の旅エッセイ。征服者が繰り返し現れるヨーロッパにおいて、プーチンにはなくて、ナポレオンにあったものとは? 貧しいコルシカ島に生まれ、軍事の天才として頭角を現し、皇帝にまで上り詰めたナポレオン。法典を整備し、道路やルーヴル美術館、競馬の基礎を作るなど、数々の偉業を成し遂げながらも、ワーテルローの戦いに敗れ、セント・ヘレナ島に流され、孤独な最期をとげた。「英雄」の一生を紐解きながら「戦争と人間」の本質に迫る。当時の貴重なカラー写真も16ページ収録。27年前に週刊ポスト誌で連載していた「ナポレオン街道」(1996年7月26日号~1998年2月13日号)に加筆、修正して編集したもの。

※この作品はカラーが含まれます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

163
伊集院 静は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。ナポレオンに纏わる旅のエッセイ、最近の著作かと思いきや、四半世紀前の文章の未完本でした。 当時はこんなに破格な海外取材旅行が許されていたんですね。我が家には、カミュ ナポレオン ブック ブルーがあります。 https://www.shogakukan.co.jp/news/4759722023/10/17

キムチ27

50
先日お亡くなりになった氏の遺作?と思い手に取る。もともと、氏の作風が合わなく、殆ど読んでいないかった。内容は好奇心に満ち、闊達とした氏の風貌を思わせる展開。それもそのはず、27年前の雑誌連載をまとめた単行本化。今出す意義は?と思ったが。よく言われる【歴史を学ぶ意義】は言うまでもない。地中海の名もなき小島に生まれ、レティシアという孟母の薫陶を十分に受けた彼。流刑地セントヘレナ島から再上陸しパリを目指した路程がナポレオン街道。彼を具にしての【人間としての求真とは】が脱線大いにありぃので緩やかな流れの綴り。ナポ2023/12/23

メタボン

30
☆☆☆★ 本書を読んでいる間に、奇しくも伊集院静の訃報に接した。骨太ながら繊細な文章で、まだまだ作品を楽しみにしていたので残念でならない。本書は25年以上前に座一子で連載されていたナポレオンを巡る紀行を単行本化したもの。ナポレオンそのものよりも、訪れた場所に関連して、興味があちこちに向かうところが面白かった。特に、ギャンブルや酒に関して。2024/01/11

紫伊

13
ナポレオンの舞台と映画見る機会があったので折角ならと手に取ってみた。「余の辞書に不可能の文字はない」くらいしか知らなかったナポレオンだか彼の生きた土地、戦地として赴いた場所を寄り道しつつ想いを馳せるこの本を読み他のメディアとも合わせ解像度が上がった。旅日記という雰囲気も読みやすく旅行にいきたくなった。英雄譚の主人公であり人間臭さも待ち合わせたナポレオンについて他の媒体も触れてみたいと思った。2024/01/10

ランラン

10
この本を読んでいるときに著者が訃報がありました。著者がいなくなるのは残念で仕方がないが本の中に生き生きと息づいています。フランスは欧州の大国というプライドがある。それはナポレオンを生み出したことも影響があるのかもしれない。著者は戦争好きのナポレオンに良い感情はもっていない様子だがそれでもナポレオンの辿った道を振り返りながらフランス国を著者なりの視点で語ってくれている。2023/12/02

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