今日もレストランの灯りに

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今日もレストランの灯りに

  • 著者名:岩永直子【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • イースト・プレス(2023/09発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784781622224

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内容説明

「大袈裟ではなく人生が楽しくなってきている」
医療記者、50歳を目の前にして 接客のアルバイトを始める。
ちょっぴり個性的なシェフと 素敵な常連さんに囲まれて
いつの間にかここは、私の居場所になっていた――

【内容説明】
医療の専門記者として、25年間働いてきた、一人呑みが大好きな“私”。
メディアの経営悪化に、新型コロナウイルス感染症の影響も追い打ちをかけ
このまま医療記者を続けていけるのか、不安を感じていたある日、
ガキ大将のような風貌のシェフに声を掛けられ、あっという間にイタリアンレストランの接客アルバイトをすることに!

人生の後半戦にふと現れた、素敵な居場所。
職人肌で、常連さんと話すのが大好きなシェフ、
一回りも二回りも年下のアルバイトの仲間たち、
そして素敵な常連さんに囲まれ、泣いて笑って得たものは。

今とても寂しいあなたにも、心にぽっと灯りが点るかもしれない
とある街のレストランをめぐる、15のエッセイ。

「きっと全国にはだれにとってもこんな大切なお店があるのだろう。それぞれの場所で今日もそれぞれの愛しいドラマが生まれている。
そんなことを想像すると、この世の中捨てたもんじゃないなと私は心が温かくなるのだ。」(本文より)

【目次】
【目次】
まえがき
Chapter1 医療記者、イタリアンレストランでバイトを始める
Chapter2 常連さんは店のファミリー
Chapter3 休めない、帰れないシェフ
Chapter4 最後のディナーで謎のお客さんが教えてくれたこと
Chapter5 キノコ採りの名人、伊藤さんのこと
Chapter6 「思い切って跳んでみると楽しいよ」
Chapter7 シェフのこだわり すべてはお客さんに喜んでもらうために
Chapter8 お客様は神様ですか?
Chapter9 常連の林さんとALSの妻、利恵子さんのこと
Chapter10 バイト仲間の卒業写真
Chapter11 シェフが「I LOVE YOU」を捧げる人
Chapter12 叱られても、へこたれない方法は?
Chapter13 酒とパスタの日々
Chapter14 若返る店、愛しい居場所
Chapter15 シェフインタビュー
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

48
医療記事を書かれている岩永さんの違う顔が見えて、とても興味深い。レストランでのアルバイトを通して、シェフの人柄だけでなく、そこに惹かれて集まる人たちとの日常が、とても良く伝わってくる。決して、オーバースペックで書かれているわけでもないのに、生き生きとした表情・声がするようだ。そんなアルバイトの中で、岩永さん自身が、どう変わってきたのかが面白い。こんなレストランなら、行ってみたいなあ~。2024/01/04

Y2K☮

31
医療記者としての著者の某感染症への見解には頷けない点がある。だがそれはそれとして、飲食店は書店に劣らず客の理不尽が横行しがちな人手不足の職場であることが伝わった。お金をたくさん落とす常連であってもダメなものはダメと諭すべきだが、個人経営だと難しい部分もあるはず。店と客は対等であり、対価を要求しない無料サービスはあくまでも店の好意。この大前提に関して無知な野暮社会人が多いのだ。シェフの妻、康子さんのエピソードも何気に重い。こういう人が正当な個の願望を押し殺すことで店がどうにか回る。それを美談にはしたくない。2023/09/13

たいこ

11
通りがかりのレストランを覗いていたら店の中から『呑んで行きなよ』と声をかけられ、あれよあれよという間にその店でアルバイトとして働き始める医療記者。なんというか、日本ぽくなくてよかった。シェフとの関係は考えさせられた。私も怒鳴られるのは絶対に嫌。それでも大好きな店とシェフのためにと考え行動する岩永さん、尊敬します。2025/05/03

たく

3
興味深かった ちょっと食べに行ってみたい2024/11/25

虎ボルタ

3
岩永さんのことは、たまたま聴いてたvoicyで取り上げられて知りました。医療記事を書く方がイタリアンレストランでの体験をnoteに纏めているということで、読み始めました。程なく、この本が上梓され購入。様々な学びを頂きました。流石、プロの記者だけあって、調理人の声なき声を拾い上げ、言語化されていることに意義を感じます。そして、コミュニケーションへの姿勢。叱られること、についてのくだりは勉強になりました。自ら調理人の書いた本を何冊か読み、(腹落ちはしないけど)理解したうえで会話する。これは相当の高等技術です。2023/09/16

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