爆弾になったひいじいちゃん

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爆弾になったひいじいちゃん

  • ISBN:9784065331026

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内容説明

※本電子版は、紙版とはコンテンツが一部異なります。掲載されていないページ、記事、写真があります。

第二次世界大戦末期の沖縄戦で、「特攻」という人類史上類のない作戦で、爆装した飛行機もろとも敵艦に体当たり攻撃をした陸軍特別攻撃隊員たち。特攻隊員が二度と帰ることのない決死の出撃に臨んだのは、日本の平和と繁栄が再び甦ることを心から望んだからであったはずです。
戦争を知らない世代となった今の子どもたちへ。知覧飛行場から飛び立ち、平和な日本を願い、自分の時代を命がけで生きた若き隊員たちの思いを胸に、特攻隊の出撃基地で出会った「戦争」と「平和」、そして「人が生きる」という意味を、今こそ考えてみたい。そして、忘れてはならない。熱い著者の思いが溢れる、感動の一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

52
絵本。タイトルや、特攻隊のことを子供が知ると衝撃だし、戦争やかつての日本人のことに興味を持ってくれるきっかけになるのではと思います。本当の特攻隊員の遺書も引用されています。2023/11/03

すみの

20
あとがきに作者のぶみさんが伝えていることは、戦争を知らない世代が増えつつある現代には必要な問いかけだと思う。特攻隊を始め、全ての英霊や民間人の死を忘れず、私たちが今を懸命に生ききることが生きたかった彼らへの恩返しだと思う。幼児向けだが分かりやすい。2023/11/14

雨巫女。@新潮部

17
《本屋》家族を護るために、爆弾になった人を無駄死にだとは、決して思わない。その話を決して忘れてはいけない。2023/08/19

ほんわか・かめ

15
のぶみ作なので手に取るのを躊躇した。会話文が正直読みづらい。だけど、「私たちが命がけで守ろうとした未来はどんな世界ですか」との問いかけに、今の私たちは胸を張って答えることができるだろうかと考えてしまった。〈2023/東京ニュース通信社〉2023/08/12

エル

9
読み終わってからのぶみなんだ、とちょっとテンション下がったけど。 それでも、大切なことが書かれていたと思う。若くして大切なものを守るために自ら爆弾になって突っ込んでいかなければならない心理を想像すると悲しみで胸がつまる。私も戦争の話は嫌いだった。でも年をとるにつれ戦争の話を読むようになった。戦争を知らない私たちは戦争を知らなければならない。二度と戦争を起こさないためにも。2023/09/04

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