祥伝社文庫<br> 道化師の退場

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祥伝社文庫
道化師の退場

  • 著者名:太田忠司
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 祥伝社(2023/09発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396350062

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内容説明

心があるふりをして生きる僕が、証明したいのは母の無実。
はじまりは孤高の女性作家殺人事件――
死に臨む探偵が、最後に挑む難題とは?
追及は悲劇を呼び、ついに驚愕のラストが!?
『麻倉玲一は信頼できない語り手』著者の野心作!

往年の名優桜崎真吾は、数々の事件を解決し、探偵としても名を馳せていた――。
膵臓癌で余命半年の彼を、青年永山櫻登が訪ねる。前年夏、作家来宮萠子が渋谷区松濤の自宅で刺殺された。
凶器の指紋により容疑者とされた櫻登の母春佳は、「わたしに責任がある」と言い遺して自殺。無実を信じる櫻登は、桜崎に真相究明の助けを求めたのだ。
だが、追及の先に浮かび上がったものとは!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひさか

17
2019年7月祥伝社刊。あとがきを追加して、2023年9月祥伝社文庫化。少し変わった主人公と主人公が頼みとする探偵が登場する少し変わった展開のミステリ。ラストも変わっていて面白い。登場人物も変わっているんだよね。あとがきも興味深く、ちょっと変わった作品の事情も少し書かれていて納得かできました。2023/10/30

ナオ

5
面白かったけど、好みのタイプの作品では無かった。主人公のキャラが私にははまらなかったので。 帯の「死に挑む探偵が、最後に挑む難題」が全く嘘は言って無いけど、でもなーって。 主人公の母が作家の刺殺の容疑者となり、自殺。で、余命半年の名探偵に真相究明を依頼。彼の示唆で調査をしていく中で、色々な事実が出てきて驚き…これは犯人より探偵に驚くのよね(笑)でも、人が人に執着する恐ろしさを感じた。最後のエピソードでは生に対する執着の気味悪さも。主人公の父親のエピソードも。 読ませるけど、何か厭。2023/10/17

Tatsuo Ohtaka

5
余命半年の宣告を受けた老名優にして名探偵のもとに、母が殺人を犯して自殺したことに疑問を抱く青年が現れる。独特なキャラクターを持つ青年(道化師)が名探偵の手足となり、調査の末に導き出した真相は? 名探偵の燃え尽きそうな生命の行方は? 予想されたとはいえ、すごいエンディングに驚く名作だ。2023/10/10

ドットジェピー

4
面白かったです2023/10/04

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