内容説明
浜尾麻衣は家業を継ぐべく鎌倉にある石材店・石浜に入社した。誠実な人柄で施主の信頼を集める父・隆一と、腕のいい職人の緒方と共に石浜を盛り立てるべく墓石を売る日々を送っていたある日、母の曜子が倒れてしまう――。高価な公営霊園から永代供養、樹木葬、散骨など、時代とともに家族のあり方や墓への考え方が移り変わるなか、石浜をどうしていくべきか? お墓って、なんなんだろう? お仕事小説の名手が贈る感動作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
信兵衛
23
お墓とは、いったい何のためにあるのか。どういう形で埋葬するのが望ましいのか。 海洋散骨、墓じまい等々その時が来なければ中々考えない事柄であるだけに、本書を読むと改めて、“葬る”ことについて考えさせられます。2023/10/08
nyanco
21
「お菓子の船」で出会った上野歩さん、他の作品も読んでみたいと思い、読み始めました。 鎌倉の石屋の娘がヒロイン 離団料、永代供養、散骨…と石屋の現状や、現代の葬祭の多様化とテーマは良いと思うのですが、エピソードが多様すぎて散漫になってしまったのが実に残念。 友人のツアコン、交通事故の裁判、ぬいぐるみの病院 お仕事小説を得意とされる上野さんらしく、それぞれが面白いのですが、「葬祭」がぼんやりしてしまったように感じられました。→続2026/01/12
coco夏ko10角
19
鎌倉にある石材店、店主の娘・麻衣の数十年、様々な”葬る”…。最初の方での会話、昔は確かにこの考え方があった「人は必ず死ぬ(だから葬式や墓石に関する仕事がなくなることはない)」。でもそこから墓じまいが増え、自動搬送式納骨堂が増え、さらにコロナ禍がありだいぶ弔い方も人の意識も変化があった。自分も散骨にしようかと考えてるので読めてよかった。主人公が初めて散骨をした場面が素晴らしい、それもあとがきを読んで納得。取材と参考文献の数がすごい。2023/11/17
一五
6
上野さんで期待したんだが、この題だし違った。職人の話が好きで…2024/01/26
Jam
4
時代の変化と共に習慣や風習なども変わってゆくものです。近年は少子化や個人のプライバシー等々、誰かと関わる事が希薄になってきつつあったところに厄介な感染症である。葬祭関連、墓地=墓に関しても大きな変化があっただろう。亡くなった方をどう葬るのか、その人がどう生きてきたのか、遺族の人たちの思いを丁寧に聞き親身になって考える墓石店の物語。自分自身の事も考えながら読んでしまった。必ず誰もがむかえる問題ですからね。2023/11/09
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