夢見ることだけはやめなかった 74歳、絵本画家の居場所を探して

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夢見ることだけはやめなかった 74歳、絵本画家の居場所を探して

  • 著者名:南塚直子【著者】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • KADOKAWA(2023/09発売)
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  • ISBN:9784046823472

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内容説明

課題図書にもなった50万部超えの絵本『うさぎのくれたバレエシューズ』の画家、南塚直子さんは社会生活が苦手で、大学を出てすぐ結婚したが、「これから何をして生きていけばいいのか」という葛藤にさいなまれていた。2児を育てる専業主婦だったが、「自分の力を生かして、自立できる何か」を探していた。
心理的に断崖絶壁にあった30歳の元日。「私は絵を描く人になる」と願をかけて、その日から目標に向かって積極的に突き進んでいく――。絵本の世界に居場所を見つけて40年、現在も新作を発表し続けている。生きがいの見つけ方、努力を積み重ねることの大切さなど、若い世代へのメッセージとともに、シニアがいきいき生きるコツなどを伝える。銅版画や陶板作品も多数掲載。「安房直子さんの声」「まど・みちおさんの詩の絵本」など、書下ろしエッセイも収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

59
「うさぎのくれたバレエシューズ」など、多くの絵本の挿絵を描いてきた画家の南塚直子さんが、自身の半生を振り返ったエッセイ。安房直子さんとの共作が多い南塚さん。安房直子さんと絵本を作ることになったきっかけや、安房さんに対する強い想いが語られていて、興味深く読みました。素顔の安房さんに触れられているのも嬉しい。お二人とも、いつまでも少女の心をお持ちの感じ。2024/01/14

ぶんこ

41
30歳で個展を開いた時、憧れの安房直子さんに招待状を出したことから縁が結ばれ、絵本の世界に入られました。若くして結婚され、夫の赴任先ハンガリーで国立美術大学で油絵を学ぶ。南塚さんの人生では、年齢や立場に関係なく、学びたいと思ったら即行動となるのが凄い。64歳にして陶芸をと、家族を残して京都の大学!に入学。ハンガリーの学生生活は次男との二人暮らし。その時夫と長男はブルガリア。ご家族の理解があってこそと感動しました。銅版画も陶板画も、まるで刺繍やアップリケのようで、立体的な奥行きが面白い。これは実物を見たい。2024/01/30

ズー

11
南塚さん、知らなかったんだけど、ルートブリュックっぽいなーと思ってたら、ご自身もそう思っていて、憧れの存在だそうで。制作してきた途中めブリュックの作品に出会い、姉のような他人とは思えないような気持ちにみたいなことをおっしゃっていて、そんなこともあるんだなぁと。旦那様も理解があり、お二人とも行動的で、やりたいことにまっすぐ。ハンガリー、とても素敵な国なんだな。行ってみたい。作品はどれも本当に素敵で可愛らしい。いつまでも少女の心がある南塚さん。見ていると幸せな気持ちになる。2023/11/05

月華

3
図書館 2023年9月発行。『雪の女王』からこちらの本を知り、借りてみました。絵本は子どものものだけではないというのは、他の方も書かれていたのを思いだしました。「おわりに」のタイトルが「絵本は未来への希望の架け橋」でした。旦那さんの協力や理解がすごいなと思いました。2024/02/22

kuragemaru

2
銅版画や陶板、パステル画。画集のような贅沢なエッセイです。絵本画家、南塚直子さんの魅力が詰まっています。心が満たされる素敵な一冊でした。安房直子さんとのエピソードが心に残りました。『雪の女王』も楽しみです。2023/10/17

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