内容説明
小説家・真山仁先生、大推薦!
「これを読めば、旅に出たくなる。
政談より愉しい敏腕記者の〝鉄談〟
なんと贅沢! なんと深い鉄道旅の極意」
グランクラスから各地のローカル観光列車まで、
これを読めば、 み鉄がしたくなる楽しい一冊!
名コラムで読む、ほろよい全国鉄道旅。
軽妙洒脱な文章で読者の熱い支持を受けた、
産経新聞の大人気連載を大幅加筆で書籍化しました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koji
15
百閒さんの「阿房列車」に倣って、還暦を過ぎた産経新聞記者がお供のサンケイ君(産経新聞記者、当然ヒマラヤ山系君のもじり)と令和の鉄道を乗り尽くします。産経新聞人気連載企画の単行本。昭和26年(1951年)と令和4年(2022年)、この71年の時を経た2人の阿房旅。令和版阿房列車は、豪華列車に美酒・美食とこの上ない鉄道旅、読んでいてワクワク感が止まりません。でもちょっと待て。この光があてられた一片は眩しくても、その反対の影は昭和に比べ大きくなったのでは。百閒さんの時の旅の心の豊かさを思い一寸感傷的になりました2024/03/27
みみりん
10
鉄道の旅の本は読んでいると楽しくなります。美味しそうな食事付き列車に乗車してみたい。2025/05/27
いづむ
8
最近私自身も何の目的もなくただ鉄道に乗ること自体を目的に乗るようになったので、こうした気ままな鉄道旅の話が好きになりました。体力的に厳しい貧乏旅に徹していないのも好き。民営化後は廃線や夜行列車の運行停止が増え、経営上やむを得ないのかもしれませんが、その地域の人の営みの蓄積が絶えたり、特定の文化が消えてしまうようで寂しいです。間に合ううちにたくさん鉄道利用しようと思います。本家の百閒先生の阿呆列車を読んでからのほうが楽しめるかもしれません。2023/10/30
niz001
6
初著者。テーマは好みなんだけど続けて読むと「明日のこころだぁ!!」が鬱陶しい。2023/09/11
スプリント
5
連載されている媒体なら気にならないだろうが 一冊にまとめられていると最後の決まり文句は食傷気味に感じてしまう。 でも文体は軽妙で好き。2023/10/08