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内容説明
地球の生命史40億年において、多くの生物が登場したカンブリア大爆発以降の最近5億年についてはよく知られている。世界屈指の古生物学者である著者は、あえてそれ以前の「空白期間」に着目。北極海の孤島からオーストラリアの奥地まで世界各地の調査地に赴き、地球科学の知見もふまえ、原始の生物たちの発生と進化のドラマを描く。名著との定評を得た原書刊行から約10年の時を経て、新たに追加された「新版へのまえがき」も収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
103
2023/9/30 ジュンク堂神戸住吉店にて購入。 2025/1/10〜1/21 地球上にどのように生命が誕生したか、をこれまでに発見されている知見をもとに探っていく大著。久しぶりに知的興奮を感じる内容。原著は2003年なので、この後に発見されたこともあるかとは思うが、我々がここに存在する起源を丁寧に説明してくれている。文庫本で1800円もするが、十分価値があると思う。2025/01/21
バーニング
2
我々の先祖がまだ微生物だった頃の時代を振り返りながら最終的に宇宙や宗教の話にまで飛躍するところは科学ノンフィクション、といったユニークな構成。かつての地形の話や、酸素が少ない中での生存など、時空を超えた話をまるで実際見てきたかのように語る著者の語りのテンションも楽しい。2023/09/23