関東大震災 朝鮮人虐殺を読む――流言蜚語が現実を覆うとき

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関東大震災 朝鮮人虐殺を読む――流言蜚語が現実を覆うとき

  • 著者名:劉永昇【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 亜紀書房(2023/09発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784750518121

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内容説明

〈マジョリティの〝恐怖〟が〝危険なマイノリティ〟の幻影を生む〉

「朝鮮人が暴動を起こした」「井戸に毒を入れた」……。
──なぜ、根拠のない風説が伝染し、現実の虐殺を生んでしまったのか?


豊富な資料により、日本近現代史の闇に潜む差別と排除のメカニズムを暴き出す、迫真の評論集!

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〈不逞鮮人〉=テロリスト像はいつ、いかにして作られたのか?

当時の新聞報道や行政文章、市民の証言から文学者・文化人の日記まで……。
丹念なテクスト読解によって日本近現代史の歩みを辿り、「関東大震災 朝鮮人虐殺」発生の深層に迫る。

《日韓同時刊行》

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【目次】
■第1部……〈不逞鮮人〉とは誰か──関東大震災 朝鮮人虐殺を読む
■第2部……朴裕宏 ある朝鮮人留学生の死
■第3部……ハルビン駅で会いましょう──安重根と伊藤博文の十字路
■あとがき
■主要参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どら猫さとっち

8
関東大震災直後、デマが発端となって広まった朝鮮人虐殺。「不逞鮮人」=テロリストは、どのようにして作られたか。これまで読んできた、朝鮮人虐殺関連書を読んで、思ったのは、震災後の底知れない不安と、異邦人による恐れと憎しみが渦巻くどす黒い感情だったのではないか。本書で改めて思い知る。これと同じ現象が、形を変えて今も繰り返している。これ以上、この悲劇を繰り返してはいけない。2023/11/17

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