内容説明
史上初の八冠達成に挑む棋士・藤井聡太 × 日本を代表するノーベル賞受賞科学者・山中伸弥
常に挑戦を続ける偉才同士の熱量溢れる対談をたっぷり収録
まだ誰もみたことのない景色を見るために――
日々努力を続けるすべての人へ贈る、白熱の対談集!
「iPS細胞という新技術をいかに多くの患者に届けるか」をミッションとする研究者。
「数字・記録よりも、自分自身としてどこまでも強くなりたい」と語る棋士。
分野は違えど、過酷な競争世界の最前線で前人未到の挑戦を続けるふたりが語り合う、
日常の準備、学び方、メンタルの持ち方、AIとの向き合い方――。
今必読の対談集!
『挑戦 常識のブレーキをはずせ』を文庫化にあたり改題しました
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
breguet4194q
99
ノーベル賞受賞者と前代未聞の八冠の棋士、全く偉ぶらない2人の対談集です。他の対談集と被る内容もありましたが、2人とも「究める」という立場で語り合っているので、どの項目も内容がしっくりしました。真摯に自分の仕事に取り組まれており、本当に尊敬できます。「謙虚」かつ「誠実」。年齢差をあまり感じさせない内容でした。2023/10/26
タッキー
16
まず藤井さんの前書きに非常に謙虚な人なんだなあとすごく感銘しました。そして印象的だったことは、敗戦や失敗から学ぶということ。やっぱりそれって大事なんだなぁと改めて思い、この姿勢を自分も見習わないとと思いました。一方の山中教授は、話が上手。以前山中教授の講演会の動画を見たことがあるので、それほど真新しい内容はなかったのですが、こちらもノーベル賞に至るまで、決して平坦な道のりではなく、今でも研究に直向きに取り組んでおられることに感銘を受けました。2023/11/14
akira
14
「勝つまでひたすら挑む」2024/02/10
むた
13
棋士の藤井聡太氏とノーベル賞の山中伸弥氏の対談本。ノーベル賞受賞の研究者と対等に会話しているまだ高校生の藤井聡太くんの頭の良さにびびる。でもそこには山中伸弥さんの藤井聡太くんへのリスペクトが感じられるからこそだなと。40歳も年下なのに!ジャンルは違えど何かを究めようとする人の仕事への姿勢には普遍性が宿るもんなんだなぁと妙に感心した。2023/11/26
ミサ
10
山中伸弥さんと藤井聡太さんの対談。研究者も棋士も失敗から学ぶ事が大切。AIの利用についてや人間の発想力についても話が深まっていた。一番印象に残ったのは「自分の限界を決めてしまわない事」。お二人ともそこを大事にされていて、これからのご活躍が楽しみ。2024/02/12