内容説明
閑静な住宅街、緑豊かな吉祥寺の古民家カフェ『9-Letters』。店主であるパティシエール・玲奈は、あやかしの姿を見ることができる『見鬼』の才を持っていた。右鬼や左鬼――カフェを手伝うあやかし達と共に暮らす彼女はある朝、あたたかな体温を感じて目が覚める。なんと隣に美貌の男が潜り込んでいたのだ! 美貌の男の正体は白蛇のあやかし。彼は玲奈に『霖』と名付けられ、不思議な居候生活がはじまることになったが、幼馴染の陰陽師・七弦には思う所があるようで――? ちょっぴり甘くてドキドキのあやかしファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めぐ
4
親を亡くしたピュアな女の子がヒロイン。彼女はパティシエールで芦屋道満の末裔で秘めた力があり、イケメン双子妖怪と安倍晴明の子孫のイケメンに護られ、そこに封印が解けたイケメン妖怪が同居して…皆で古民家カフェをやろう、という乙女ゲー設定。さぁ誰とフラグが立つのかな。乙女ゲーやりたくなったがそんな暇もないので気分だけ味わった。霖がなかなか良いキャラで、超絶イケメンが「猪口才な!」とか言ってるのはじわる。喋るとジジィという新たな萌え属性を見出した2024/02/03
桜城誠
1
芦屋道満の血を引く女の子と蛇の妖怪が繰り広げるドタバタストーリー。玲奈の性格が明るくて好感が持てる。玲奈の心に動かされて霖の価値観が変わっていく様子も良い。個人的に七弦の性格が合わず、こいつが居なければもっと楽しめた気がする。成人した男女が高校生みたいなデートしてるのは初々しい通り越して寒いので……。右鬼と左鬼がいいキャラしていたのでもっと活躍が見たかった。2023/12/17
宵ノ月斗夢
0
東京・吉祥寺で自宅をリフォームして カフェを営む主人公。 そのカフェをあやかし達と営んでいるものの あまり人気が出ないのが悩みだったのだが、 とあるあやかしが居付いた事で運気が変わる。 とてもワクワクする一冊です。2023/09/24