一九世紀後半における国際関係の変容と国境の形成

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一九世紀後半における国際関係の変容と国境の形成

  • 著者名:麓慎一【著】
  • 価格 ¥3,300(本体¥3,000)
  • 山川出版社(2023/09発売)
  • ポイント 30pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784634591325

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内容説明

江戸時代後期から明治維新期の、日本の国境が形成される過程について、国際関係の変化の中に位置付けて考証し、国境とは何なのかを考える。

国境の画定は、2国間だけでなく多国間の関与で進展したこと、また千島列島の問題で「竹島」の例を参照されるなど、国境問題が相互に関連していたこと、 国際関係の変容が影響を与えたことを描き出す。 新史料の分析から、これまで知られていなかった問題や、通説の誤りも明らかにする。歴史総合など日本史と世界史の関連を考える素材が豊富に記されている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sa10b52

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タイトルにあるように19世紀後半にフォーカスしているのか現在との繋がりがよくわからない。あと著者の記述の仕方が独特。江戸時代から明治にかけて先人たちの国境策定に関する苦労が偲ばれる。特に清と両属関係にあった琉球。日本はある意味いち早く中華的な国境の考え方から脱却して万国公法に則る対応をしてきたのだと思わされる。多くの動きが欧米特に英露のレースで清を中心とした情勢が変わったことに起因し、相互に繋がっていたと言う指摘はこれまで考えもしなかった事実だなと。2025/01/30

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