自由の丘に、小屋をつくる

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自由の丘に、小屋をつくる

  • 著者名:川内有緒【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 新潮社(2023/10発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103552512

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内容説明

40代で母親になって考えた。「この子に残せるのは、“何かを自分で作り出せる実感”だけかも」。そこから不器用ナンバーワンの著者による小屋作りが始まる。コスパ・タイパはフル度外視。規格外の仲間たちと手を動かすほどに「世界」はみるみるその姿を変えていき……。暮らしと思索が響き合う、軽快ものづくりエッセイ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

pohcho

58
ご結婚されて40代で母親になった川内さん。娘のために自然の多いところに手作りで小屋を建てたい。そんな思いつきから始まった川内家の一大プロジェクト。DIY工房で娘の机を自作するところから始まり、実家の床張りをして(それだけでもすごい)山梨に土地を見つけ、本当に一から何年もかけて自分たちの手で小屋を完成させる。自作の窓とかコンポストトイレとかいろいろと興味深かった。ヘリンボーンの床も素敵。小屋づくりを通して出会った人達も皆それぞれに素敵な方ばかりで、ご縁の大切さや助け合って生きていくことの素晴らしさを感じた。2024/03/08

ぶんこ

42
不妊治療の末にやっと授かったナナちゃん。自然の中で子育てをしてみたいと山小屋を。考えはしても実行にまではいかない人が多い。有緒さんはやってしまった!しかも、かなりアバウトなのに、周りの人が自然と手助けしているのもすごい。プロ大工さんの丹羽さん、建築家のタクちゃん、ソネッチなどなど。みんなでわちゃわちゃしながらが楽しいからでしょう。ナナちゃんも健やかに育っていて、遊びも空想爆発!不器用で面倒くさがりといいつつ、ワークショップで技を鍛え、実行に移している。失敗にくよくよしないのもいいですね。面白かったです。2024/03/06

檸檬の木

17
仲間たちの手も借り小屋を作った夫婦と娘の記録でした。小屋を作る事が生きる力となり娘を成長させてくれるかもしれないと思ったからだ。小屋は年数をかけ建てられたが、その間に娘は成長していき、一方で家作りの仲間も増えていった。単なるDIYで家を作る本ではなく、親子の成長の記録と仲間作りの本である。ここに出てくる仲間たちは、楽しそうに家を作り、また人生を謳歌している人たちでした。自分で目的を作り、どうなってものD、いいからのI、やろうのY、DIYの精神を発揮し、人生を生きていく事を教えてくれる良書でした。⭐︎52024/01/04

カエル子

8
この著者にちょいはまりしている。新刊を見つけて思わず買ってしまった。小屋づくりにはまったく興味ないが笑。同い年だということが判明した。わたしも若い頃、国連の仕事をしたい!と一瞬夢を見たことを思い出した。それを実現し、そしてをそれをバッサリ捨てて帰国し、物書きとして生きていくために自分を追い詰めつつ、子どものために小屋をDIYする。途中で本人も言っているが、この人の強みは自分を過信していないこととすんなり他者を頼れること。さらには手を差し伸べてくれる人がまわりにいること。これからも愉快に生きて書いてほしい。2024/04/01

りょう

6
以前に「パりの国連で夢を食う」という著作を読んだことのある川内さん。いつの間にか帰国してフリーライターになっていて、子ども産んで小屋をセルフビルドで建てることになったお話。たくさんの方に恵まれて、まったく初心者の彼女達がなんとか整地から初めて小屋を作るわけだけど、最初の発案からなんだかフワフワしてて不思議。こうやって生きていく方なんだろうということが、読み終わってわかった。ものづくりは楽しいから作っていく過程は面白かった。2024/03/21

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