いちばんやさしい地経学の本

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いちばんやさしい地経学の本

  • 著者名:沢辺有司【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 彩図社(2023/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801306790

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内容説明

かつて戦争といえば、戦場で行われるものでした。しかし、21世紀の現代においては、ふだん私たちが暮らす社会空間も「戦場」と解釈されます。ロシア軍の元参謀総長ヴァレリー・ゲラシモフは、21世紀においては「平和と戦争の間が曖昧な状態になる」と述べています。
たとえば、機密情報を狙ったサイバー攻撃、M&Aによる先端技術獲得、グローバル人材の争奪戦、SNSやメディアによる世論操作、外国資本の土地買収、金融・通貨の勢力圏争い、インフラ投資と債務のわな、難民テロなどです。

このような経済的攻撃は、ときに軍事攻撃と変わらない、あるいは、それ以上の効果を発揮することがあります。表面的な戦争や紛争を追っているだけでは、国際社会でおきている現代のほんとうの戦いの姿は見えてきません。
そこで本書は、現代の国際情勢をより正確にとらえるツールとして「地経学」を活用します。地経学は、1990年に生まれた比較的新しい学問で、「地政学的課題を経済という手段を使って解決する」ことをめざします。

なんとなく耳にしていた国際情報や経済情報が、「地経学」という枠組みを通して見ることで、各国の狙いや思惑、対立の構図、問題点などがよりクリアに見えてくるのではないでしょうか。本書がその一助となることを願っています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おもも

1
HUAWEIエンティティリスト入り米豪英印日で排除。中国系企業tiktok、zoom。中国製造2025(IT、半導体、ロボット、航空、宇宙設備、省エネ、新エネルギー自動車、バイオ医療)東欧16+1。5G安全保障(米、ポーランド、スロバキア、ルーマニア、チェコ、ブルガリアHUAWEI包囲網)。米(軍事力とドル基軸)。世界上位4LMT、BA、NOC、RTX。米サプライチェーン強化(半導体、バッテリー、レアアース、医薬品)23年3/31対中半導体輸出規制14ナノ以下の高性能な半導体を作る為に必要な装置23品目2023/10/06

Keiji

0
「図書館本」地政学の本を読んでみたかったので借用しました。最近の時事問題についても解説されており、大変興味深く読ませて戴きました。今度は、経済力側からではなく、地政学そのものを勉強したいと思います。2024/02/14

ゼロ投資大学

0
「地経学」とは、「地政学×経済」のことを指す。地政学的課題を経済という手段を使って解決することを目的とした学問だ。地理的条件を基に、国家戦略を策定し、経済的手段を用いて、自国の利益を最大化する。国家にとっての力である軍事力は、経済力と密接に関係する。強靭な経済力なくしては、国を守ることはできない。2023/10/24

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