内容説明
もしかしたら読解力がないのかも……? こんな不安は本書が解決します。文献学を研究する著者は、古今東西、日本語、英語、フランス語、中国語などさまざまな言語で書かれた数十万冊もの書籍を読み解いてきた、まさに「読解のスペシャリスト」。そもそも「読解力」とはなんでしょう? 著者は、「読解力」とは「読む力」「書く力」「考える力」「伝える力」の総合力だといいます。なんだか難しそうだと感じた人も安心してください。本書では、著者自身の豊富な経験のなかから、中学生のうちに知っておきたかったと思える、基本的な考え方や、現在も役に立っている習慣だけを厳選してコンパクトにまとめました。同じ文章を読んで、より多くのことを学び、また発想することができる人と、そうでない人の違いはどこにあるのか? 本書を読めばその秘密がわかります。一生ものの読解力を10代のうちに身につけよう! もちろん、大人のあなたにもすぐに役立つ内容が満載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しのさー
16
☆4 「主語が省略されていても通じるのは日本語だけ 自分と他人との関係を察し、空気を読む力 漢字・カタカナ・ひらがなの無意識の使い分けなど、日本語人は優れた語学的センスを持っている」 日本語って高度なんだと出だしから惹きつけられた 杜甫の漢詩も色や音の対比など分かりやすく解説されていてわかると面白かった 広い視点を意識した「客観性」、自分の考えをより伝えやすくする「語彙力と表現力」 目標が見つかってますます本読みが充実しそう。2021/03/22
かずぼん
16
新美南吉の「デンデンムシノカナシミ」が取り上げられていたり、漢詩、漢文が取り上げられていたり、幅広い実例をもとに読解力とは何かを13歳にもわかるように説明している。これまでのような読み解く力だけではなく書いて、考えて、かつそれを伝えるということを含めて読解力と捉えているのである。「デンデンムシノカナシミ」のように、自分で確かめて、自分で考えて行動すること、しかし、すぐに答えが出るようなものばかりである必要もないということ、本を読むということのあり方を見つめ直す好書である。2020/11/20
貧家ピー
6
読解力は、「読む力」「書く力」「考える力」「伝える力」の総合力とし、それぞれの力を1章ずつ解説。2022/06/05
Eri
5
娘小6図書館。 勉強法というよりは読書法かな。 「読む力」「書く力」そして「考える力」と「伝える力」。章のタイトルにはなっていないけれども、「聞く力」も大切。 フィンランドで子どもたちが考えた、議論する際のルールがとても良かった。相手を打ち負かすことじゃないんだよ、議論って。 「読解力を身につけることは、大海原において、たしかなよりどころとなる羅針盤を持つこと」p.126がとてもよい言葉だと思った。2025/02/13
pota
5
最近子供の国語の勉強について悩んでいて、それ系の本を見つけては読んでいるのだけれどこれはその内の1冊。▽読み進めると、子供どころではない「おまえさんはできてんのかい」と言われているような内容で、勉強になった。大人にもよい本。▽逆に13歳でこの本の内容に実際にとりくめる子は、その時点でレベルが高めなのではないだろうか。そもそも今どきの日本の13歳ってどんなふうなのか?13歳にしたのは何でなんだろ?▽著者のその他の作品もチェックしました。(自分で読むように。)▽でんでんむしといえば美智子様を思い出します。2021/05/03
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