教養としての歴史小説

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教養としての歴史小説

  • 著者名:今村翔吾
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • ダイヤモンド社(2023/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784478118528

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内容説明

小学5年で歴史小説に目覚め、中学生にして世にあるほぼすべての歴史小説を読破。元ダンス・インストラクターという異色の経歴を持つ直木賞作家が、縦横無尽に歴史小説を語り尽くす。本邦初・歴代歴史小説家の世代分けやオススメの歴史小説も紹介。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

255
今村 翔吾は、新作中心に読んでいる作家です。大の歴史小説好きの歴史小説家による歴史小説ガイド、著者の原点は「真田太平記」だったんですね。山岡荘八「徳川家康」や北方謙三、浅田次郎以外は著者のオススメをほとんど読んでいないので、何時か司馬遼太郎全集か池波正太郎全集完読プロジェクトに挑んでみたいと思います。 しかし著者が以前ダンス・インストラクターだったとは思いもよりませんでした(笑) https://diamond.jp/category/s-shogo2023/09/28

パトラッシュ

229
小5で『真田太平記』に接してから歴史小説に耽溺した著者が、当然ながら自分も書くようになった経緯や創作の舞台裏を語る自伝であり、初心者向け読み方入門であり、歴史小説から何を学べて人生に役立つかを指南する、一読で三度おいしい贅沢な本。まさに歴史小説を書くために育ってきたようなものだけに、膨大な知識に裏付けられた指摘や議論は面白い歴史の講義を聴いている気分だ。漫画やCMからネタを探す好奇心や、旅や出会いの経験が作品に反映するなど、「教養としての」の題名にふさわしい生きるため身につけるべき教養を教える本といえる。2023/09/29

いつでも母さん

180
歴史書は苦手でも、歴史小説や時代小説は大好き(苦手な時代はある)小説だから色んな捉え方があるのが楽しい。『教養』なんて言われると果して私にはあるのか?遠いところに位置する言葉のようだが‥(汗)今村さんだもの読み易い。歴史小説の苦手な方もここからスタートは宜しいかと。今村さんの夢?目標?歴史小説で本屋大賞!と大河ドラマの原作者!どちらも期待したい。有言実行を楽しみにしているのは私だけじゃない。2023/10/03

Sato19601027

148
歴史小説の読者減少に危機感を抱く今村先生の力作。今村少年と「真田太平記」との出会いなどエッセイ部分、歴史小説の読み方、「歴史小説は過去の失敗事例を数多く提示」するビジネス活用法、旅の楽しさガイド、創作の舞台裏と歴史小説家紹介など盛り沢山の内容で、気軽に読める良書だ。そして、コラムがとにかく面白い。大河ドラマの原作者になりたいという願いから外交問題や平成の大合併に対する問題提起まで、強い思いが籠っている。ぼろ鳶やくらまし屋など先生の代表作だけでなく、この本で紹介された歴史小説・時代小説の数々を読みたくなる。2023/10/12

あすなろ

144
今村氏というのは勿論歴史小説の圧倒的な凌駕量の読み手である事は或る意味想定範疇だったのだが、ここまで歴史小説をビジネス的分析・研究し、取り入れ様とされている事に驚いた。否、商業的である事を論じたい訳ではない。研究という側面と現代出版事情と作家という生業という側面を考え抜いていらっしゃるという意味である。その面と戦後からの歴史小説の世代別整理等自論は我等読書家にとり非常に興味深い。同時期に直木賞を受賞された米澤氏と共に各氏の卓越読書分野においてこうしたガイドブックを出して頂いた事に読書人として感謝多謝である2024/01/28

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