内容説明
日本に民主主義はあるのか? 戦後史から何を学ぶのか? 政治、経済、外交、安全保障、エネルギー…学校では教えてくれない現代史を池上さんと一気に振り返る集中講義。・自民党はなぜ強い?・「安倍一強」がもたらした忖度政治・日本と韓国はなぜ揉めている?・金融緩和の出口とは? 安倍政権の振り返り、戦後の日米関係、旧統一教会と自民党の関わり、政治とメディアの関係など、戦後、現代の日本をつくってきた様々な事象を池上さんが徹底解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
18
現代史をサクッと読めて1行ごとが学びの宝庫。何度も読み返しておさらいしたい。2024/02/09
mintia
14
現代史はセンシティブすぎて、なかなか触れる機会が少ない。しかし今現在起きていることは戦後の歴史と直接つながっている。よって現代史を深く掘り下げることで、現在の日本の問題点を考察できる。2024/02/02
ポチ
7
わかりやすい文章で、夢中になって読めました。 何故事故が起こり、事件が起こったのか。そこに総理大臣や周りの人々がどう関わったのか。原因や理由が過去から現在に結び付くというのが理解できた。政治に対して日本人は客観視し過ぎているのかもしれない。日本の教育に携わって欲しい1冊。2024/01/30
ランラン
5
リーマンシショックが起こった原因は何となくわかっていたが分かりやすい解説でさらに理解が深まった。日本は世界で唯一成功した社会主義というゴルバチョフの言葉は神髄をついている。2024/02/19
安土留之
4
池上さん、見識の高い素晴らしい方と思うけど、本書は今ひとつ。「現代史」というタイトルだけど、①経済や政治などをバラバラに叙述しているので現代史を俯瞰的にとらえていない、②歴史はその時代の状況のなかでの「内在的」理解と後世からの評価の複眼で見ないといけないと思うが、池上さんは現在の視点からのみで過去を断罪していることが多い、③日本の報道の自由が安部政権でダメになったと主張しているが、日本の報道をダメにした記者クラブの問題をスルー。所詮池上さんも「第3の権力」の大手マスコミ各社の忖度しているのかな。2024/03/03