扶桑社BOOKS新書<br> フィンランドの覚悟

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扶桑社BOOKS新書
フィンランドの覚悟

  • 著者名:村上政俊
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 扶桑社(2023/09発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784594094263

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内容説明

世界幸福度ランキング6年連続1位!
教育・福祉・働き方先進国で平和な中立国……
であるはずのフィンランドに
なぜ、徴兵制があるのか?

◎18歳以上の男子に兵役、女性の兵役もOK
◎総人口の16%が予備役
◎国民の82%が「自国が攻撃されたら祖国防衛に参加」と回答
◎憲法で全ての国民に「国防の義務」を規定
◎スウェーデンとロシア帝国による統治
◎フィンランドの英雄は日露戦争へ従軍
◎第二次世界大戦ではソ連と戦い敗戦国に
◎1300キロの陸上国境を接するロシアの脅威
◎ロシアを仮想敵国とした安保体制を整備
◎NATOにスピード加盟できた外交力
◎原発推進でロシアのエネルギー依存回避
◎世界一進んでいる核廃棄物最終処分場の建設

日本では報じられないフィンランドのもう一つの顔!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

古本虫がさまよう

3
フィンランドといえば、猫も杓子も、子供教育がいいとか、男女平等とか、そういう礼讃書をよく見かける。男女平等? フィンランドは徴兵制度を導入している国だが、やはり男子優先?  しかし、女子も「1995年から、志願兵役が認められている。希望すれば女性も兵役に就くことができる。2022年には、過去最多となる1211人が参加した」という。 こういう「男女平等」化、「男女共同参画」「男女共同兵役」については、フィンランド礼讃論者は黙して語らない傾向があるのでは? 2023/12/09

バルジ

2
元外交官かつ元政治家の著者が論ずるフィンランド論。フィンランドの現状分析に仮託して現在の日本のあり方への強い危機意識も感じられる。本書は主にフィンランドの外交安全保障と歴史に焦点が充てられ、外交安全保障政策の基調を知る上でも良書と言って良い。フィンランドの歴史から「フィンランド化」と嘲笑された冷戦期、現在のNATO加盟に至るまでその背景を探る視座は中々面白い。かつての宗主国であり隣国でもあるスウェーデンとの絶妙な距離感はあまり例が多くないのではないか。国民の1割以上が予備役という。これまた驚きである。2023/11/12

かずさん

0
本の題名どおり自分の国は自分で守るという気概を感じた。見習うべき点も多いと感じた。2023/11/18

Yosuke Hashimoto

0
フィンランドは12~19世紀の約600年間はスウェーデンの支配を経験。ロシアとスウェーデンの戦争により約10円間ロシアの支配下となる。WW2後は中立を貫いてきたが、ロシアのウクライナ進行によりNATOに加盟。リシアとは1300Km国境を接している。2023/10/08

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