内容説明
人間とはいかに愚かで、「自分だけが正しくて他人は全員無能」と考えているか――。本書は、コロナを含めて折々の社会の空気感を取り上げ、それにまどわされる過剰反応な人たちがどれほど多いのかについて克明に綴った記録だ。著者はコロナ騒動が始まってからの3年余を、「壮大なるパニック実験」だったと振り返る。では、過剰反応な人たちの見本市へようこそ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
GAKU
39
コロナ禍における世間の過剰な反応に関して作者は以前から批判していたが、こちらに関してはまだどちらが正しかったのか判断は出来ない状態ではないかと思う。それ以外の最近の時事問題に関しては、作者の批評を面白く読む事ができた2023/10/23
金吾
26
軽い気持ちでサラサラと読めます。広く浅く週刊誌のように楽しめました。2025/06/21
やっさん
26
『よくも言ってくれたよな』の続巻にあたる。新型コロナが5類に移行する前までのことを主に綴っている。自分で考えない人が多いので一度出来上がったスキームからなかなか脱せられない日本の悪いところが終息期には出ていたと思うけど、5類移行以後は著者が東南アジアに”避難”した状況とほぼ一緒。出口戦略が半年くらい遅かっただけですね。政府としては連休前に解除して再度感染爆発するのを避けたかったのでしょう。医療従事者の疲弊を考えたら批判ばかりもできないと思います。2024/05/25
aloha0307
20
『週刊新潮』連載エッセイ 百田尚樹さんの時事エッセイをやや小ぶりにした感じ...「コロナ、あんな過剰反応は無駄だった!」...とは今だから言えること🖋 コロナへの諸対策がイヤでマスクに納得できず海外にまで行ってしまう著者;中川さんのほうがよっぽど『過剰反応』だと思いますが📖2025/08/28
遊々亭おさる
20
一億総パニック状態に陥ったコロナ禍の日本。メディアでは専門家と称する人々が危機を煽り続け、それに感化された人々が新しい生活様式からはみ出した人々を非国民と断罪する。ピークを過ぎた今は不協和音を奏でた狂騒曲を苦い思いで振り返っている人が結構いるかも。戦時下のような国家総動員体制に苦言を示してきた著者が振り返る「世の中、馬鹿が多くて疲れません?」な社会批評集。国民の行動に法の縛り無き強制力を与える同調圧力なんかは治安維持にも役立っているだろうから扱いが難しい。リモートワークなど良いものはあまり残らなかったね。2023/12/16
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