内容説明
天下統一を目前にした稀代の武将・織田信長をとりまく人々は、どのように暮らし、戦っていたのか――?
物語とともに戦国時代の実像を再現した新感覚の歴史新書です。
中世から近世へ、激動の時代を生きた人々の仕事・生活・しきたりを追体験(リアルシミュレーション)できます。
【監修者プロフィール】
●作品監修
小和田哲夫(おわだ・てつお)
1944年静岡生まれ。歴史学者、文学博士。
日本中世史、特に戦国時代史を専門とする。
1972年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。2009年、静岡大学を定年退職。現在、静岡大学名誉教授。
公益財団法人日本城郭協会(理事長)ほか、所属学会多数。
著書に、『日本人は歴史から何を学ぶべきか』(三笠書房)などがある。
●制作監修
辻明人(つじ・みょうじん)
1966年東京生まれ。出版社勤務。歴史雑誌の編集部に18年間在籍し、うち12年間編集長を務める。
現在は歴史コンテンツプロデューサーの業務の一環として、歴史に関わる企画協力、原稿執筆などを行う。
小学館和樂Webに歴史記事を多数寄稿。
著書に、『東京の城めぐり 首都に眠る戦国遺構』(G.B.)がある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
LIBRA
7
タイトルが気に入り読んだが、余り嵌まらなかった。2024/01/13
スプリント
7
不思議なコンセプトの本。 終わり方が唐突なのだがこれは予定どおりなのだろうか。2023/10/14
chiwan
3
本能寺の変に向かってワクワク、ドキドキすることをちょっと期待したがそれはなかった。 また、光秀が何故本能寺を襲撃しようとしたのかも読み取ることは出来なかった。 しかし、誰も想像もしなかった事件が起こったことは、時系列に並べた文書によって理解できた。 この事件は誰にとっても晴天の霹靂のような出来事であり、当の信長にしても翌日の茶会のことしか頭にないまま死を迎えたようだ。 光秀は、よく言われるように家康の饗応での不手際というのはなく、この日が襲撃日になったのは全くの偶然としか言えないにではないかと思われる。2025/02/16
キンケード&グリーンウェル
2
短編小説がたくさん載っている感じの本。庶民目線で描かれていたり、武将目線であったり、と言うのが面白い。言葉の解説が欄外注記されており、出来るだけ丁寧に読ませようと言う工夫あり。2025/01/24
ちえぞう
1
パワハラ上司の信長、いじけて下剋上やってしまった部下の心情はあまり描かれず、その時代を生きた人々のアンソロジー的な描き方なので、殆ど感情移入できなかった。アフター本能寺もあったら…と一瞬思ったけど盛者必衰のことわりは武田勝頼のところで描いているからいらないのか。2025/05/18