内容説明
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熊本県は、くまもとアートポリス事業が25年以上も続いているほか、明治の歴史遺産やDOCOMOMO選定の近現代建築も数多く、国内外から注目される建築都市である。本書では、熊本を「建築の森」と称し、70件の建築物を色や構造、窓、境界、素材など35のテーマに分け、建物の構造や内部を細やかに描く著者独自のドローイングによって紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エリナ松岡
7
同じ著者の『階段空間の解体新書』に負けず劣らずとても良い内容でした。タイトルから熊本の名所巡りを期待する人が多いかもしれませんが、どちらかというと熊本の建築物を題材に建築の基礎を解説する建築講座と捉えるのが正しい気がします。もちろん、熊本の恵まれた建築事情があって初めてなし得た企画であると思いますが。大変勉強になりました。2018/12/14
Ayumi Shimojoh
1
3月末日、長崎次郎書店にて購入。タナパーを初めて知ったのは、昨夏の現代美術館予告チラシで。自由に出歩けない期間だったから、その原画展は見れなかったので、熊日新聞での連載がパッケージ化されたこの本でタナパーを味わう。この分解したような手書きパース、すごい好きだ。熊大の先生なんだろうな。紹介されている熊本の公共建築は意識高いな!アートポリス30年続けば文化だわなあ。90年代:あしきた青少年の家、坂本善三美術館。00年代:芦北町交流センター、美里町林業総合センター、県立農業大学校学生寮、ストローベイルハウス。2020/05/10