蜜猫文庫 屋根裏部屋でのとろ甘蜜月！？ 私を追い出す予定だった侯爵様に何故か溺愛されています

著者名：クレイン【著】/森原八鹿【画】

竹書房（2023/08発売）

• ISBN：9784801936607

内容説明

幸せと縁遠い令嬢でしたが最高の屋根裏部屋で最上の婚約者と極上の愛を手に入れました!
幸薄ネガティブ英雄侯爵子息×幸薄ポジティブ伯爵令嬢

「キミにはもう、優しい世界だけをあげたい」
伯爵令嬢ルーチェは連れ子の為、母を亡くしてからは使用人のような扱いを受けていた。
ある日突然、美貌の英雄侯爵子息のオズヴァルドの婚約者として嫁ぐ事に。
この結婚が不服な彼はルーチェを追い出す為に屋根裏部屋を与えたがルーチェにとっては心地がいい場所だった。
やがてルーチェの境遇や逆境に負けない心を知った彼はルーチェを愛するようになる。
「私の妻は、君だ。君がいい」
彼に慈しまれ情熱的に愛されはじめて!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[はつばあば]

義父と義母、召使たちにイジメ抜かれたルーチェが売られた先は侯爵家。売られたって言っても嫁にだから悪い話ではないのだが、夫になる予定のオズヴァルトは女に不信感を母親と元婚約者から植え付けられ・・そんな二人が屋根裏部屋でイチャコラするまでそんなに時間はかからなかった。使用人達がいい人ばかりだったのだろう。王太子も一癖も二癖もあるようだが、やっぱりこの人もいい人だったから本から目が離せず一挙に読破

2025/02/27

[さっきぃ]

母が亡くなってから義父と義母から虐げられて育ったルーチェに侯爵家から縁談が舞い込む。莫大な支度金と、婚約破棄による違約金に釣られ義両親から売られたルーチェは、侯爵の孫であり婚約者になったオズヴァルドに婚約破棄を狙って屋根裏部屋を用意されるけれど、ひどく整った快適な屋根裏部屋に大喜び。嫌われようとするオズヴァルドが、予想外の反応に驚くけれどルーチェは意に返さない。元婚約者による裏切りに独身主義を貫いているオズヴァルドがあっという間に規格外のルーチェに陥落。ルーチェ明るくて可愛らしくていい。オズもなんか可愛い

2023/08/30

[かける]

戦地から戻ったヒーローに待っていたのは3日後にくる花嫁。相手からの婚約破棄を狙って、用意したのは屋根裏部屋。ヒーロー、嫌がらせのはずが居心地の良い部屋になってるのに笑えた。基本的にいい人だ。ヒロインが楽しみながら、より過ごしやすく部屋に手を入れてるのもいい。素直に非礼を認め、一生懸命に距離を縮めようとするヒーローが本当にワンコに見えてた

2023/09/25

[あき☆ブラック・ベア]

unlimitedで作家さん読み。でも今回のは今まで読んだのに比べるとちょっと好みじゃなかったかな…。珍しく少し悪意と策略が強め。あと後半展開が早すぎたかも。祖父に勝手に決められた婚約に反発して、やってきた令嬢を屋根裏に住まわせるんだけど、基本人のいい貴族様なのでやる事ぬるすぎそもそも令嬢もっとひどい目にあってきてたで全然相手には応えない。そんな状況が不思議で気になっているうちにだんだんヒーローが主人公ちゃんを好きになって…。みたいな話。使用人たちが優しいから安心して読めた。

2024/11/30

[レイン]

作者買いした積読消化。 薄っぺらいタイトルはヒロイン視点だが、本文は次期侯爵視点で始まるし、現侯爵爺さんが本当に気持ち悪いのでタイトルと出だしで損している。 だが内容はしっかり者で真っ直ぐな主人公にお坊ちゃんで素直な次期侯爵がすぐ反省の意を示し、TLらしいシーンを織り交ぜつつではあるが、シンプルに相思相愛な恋愛小説で、途中挟まる問題含め、起承転結の付け方が上手いなと思わず感心した。 王に愛人がたくさんいながら王子がたった一人なこともきちんと説明があり、なるほどと思いつつ。 ハッピーエンドで楽しく読了。

2024/08/08