内容説明
本書で扱われている数学は証明を中心とするものである。高校までの数学では、実際の勉強の中身は計算主体であるといえるだろう。そこで、「公式や定理を証明し、それらが成立する理由、メカニズムを明らかにする」という本格的な数学の世界を、整数論を題材として体験してみようというのがこの本の主眼である。本書では、純粋数学だけでなく暗号理論に1章を割いて、RSA暗号の仕組みを解説している。
目次
第1章 整数の基本性質
第2章 一次不定方程式
第3章 素数の基本性質
第4章 合同式
第5章 オイラー関数
第6章 フェルマーの小定理
第7章 RSA暗号
第8章 素数の発展的性質




