安西水丸が遺した最後の抒情漫画集 陽だまり

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安西水丸が遺した最後の抒情漫画集 陽だまり

  • 著者名:安西水丸【著】
  • 価格 ¥1,815(本体¥1,650)
  • 講談社(2023/08発売)
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  • ISBN:9784065304693

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内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

比類なき個性で日本のイラストレーション界をリードし、小説家、絵本作家、漫画家、エッセイスト、翻訳家としても多くの作品を残した異才にして多才の人・安西水丸さんが亡くなって9年が経ちます。いまだに人気は衰えず、2021~22年に世田谷文学館他で開催された展覧会は、コロナ禍にもかかわらず連日行列ができるほどで、没後に刊行された著書は10冊を超えました。
その水丸さんは、晩年、小説現代に読み切り漫画を連載していましたが、急逝されたためシリーズは4本で中断してしまいました。作品は、いまだ伝説となっている水丸さんの漫画デビュー作『青の時代』の流れを汲み、抒情的で独特のエロティシズムに溢れています。
この4本の読み切り漫画に、水丸さんと関係が深かった作家、漫画家、イラストレーターの方々、村上春樹さん、角田光代さん、平松洋子さん、柴門ふみさん、木内達朗さん、信濃八太郎さんの6人に、彼らだけが知る水丸さんの魅力を語ってもらったエッセイを合体させました。
ごくごくシンプルなのに誰にも似ていない。そんな安西水丸さんの魅力を再確認できる一冊です。
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

16
講談社。8月21日第一刷刊行。安西水丸が遺した最後の叙情漫画集と帯にあります。そして、全て書き下ろしのエッセイとして、村上春樹、角田光代、平松洋子等の名前が。発表されたのは2008~10年の間、4つの物語が、どれも大人向けの内容です。と言えばわかる人には分かると思います。誰一人のエピゴーネン(模倣者)も持たない水丸さんの流れる描線に魅了されます。決して誰とでも仲良くというよりは、付き合う人を選んだようですが、パレットクラブでの学生との授業では一対一の真剣勝負、自称弟子の数は数知れません。安らかに。 2023/09/12

nadami30

2
安西水丸さんの叙情漫画集。 絵のタッチからは想像もできないほどエッジが効いた、男と女の悲哀が描かれている。 いたぶられる愛人、女の競り、という刺激的な題材をこの絵で魅せるんだから凄い。 ストーリーも言葉も、叙情的な奥行きがあってたまらない。映画を観てるみたい。 すごいなぁ。イラストが好きだと言いながら、少し侮ってたかも。 天才だ。2023/12/10

manabukimoto

2
四篇からなる短編漫画集と、合間に挟まれた安西水丸さんと親交のあった人たちによるエッセイ。 「陽だまり」「アメンボ」「ボートハウス」「冬の客」。漫画はどれも辛く切なく、そして暗い余韻を残す。若い男が居て、不遇の女がいて、彼女に覆い被さる動かすことの出来ない運命があり…。 あっけらかんとしたイラストしか知らなかった安西さんという月の裏側を見た気がした。 エッセイの書き手の一人、村上春樹は、二人のことを「僕らはまだどちらも若く、未来は手つかずで前方にひらけていた。」と書いている。 晩年の本作との対照性が面白い。2023/11/21

コキア

2
今は亡き水丸氏の大人向け漫画 親交深かった人らの愛あるエッセイ付 飄々としていて毒舌で、 民芸品や陶器が好きだったり、 独特の美学を持った色んな水丸氏を想像できる。 「絶景ではなくて、車窓の風景のような人間でいたい」氏、そのものだと思う2023/09/15

ままりん

0
なんか不思議なイラスト。でも印象が良くて2023/12/18

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