スウェーデンと日本発!非認知能力を伸ばす実践アイディアブック

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スウェーデンと日本発!非認知能力を伸ばす実践アイディアブック

  • ISBN:9784487815470

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内容説明

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教育先進国スウェーデンと日本発!
教育現場で子どもたちの非認知能力を伸ばす実例とアイディアがたっぷり詰まった実践集。文科省の指導要領や『国語教育』で令和の教師が知っておきたい「授業重要用語・キーワード」として取り上げられた非認知能力。今後は「学習評価」にも取り入れられていくと言われ注目度が高い。
いっぽう、教育先進国スウェーデンでは、すでに認知能力と非認知能力の一体的な教育制度が国レベルで確立している。
本書では、スウェーデンと日本で実際に学校の授業や行事に非認知能力を伸ばす仕掛けを取り入れている実例とアイディアを紹介。
また、「子どもが非認知能力を自ら伸ばし使いこなすために、教育にかかわる大人は具体的に何ができるのか」について、非認知能力に関わる本を多数執筆し、また、現在全国の学校で非認知能力を伸ばす仕掛けを授業や行事に導入中の中山芳一先生と、スウェーデンの学校教育現場の事例を実践者兼運営者として携わる大変稀有な存在、田中麻衣先生、そして大阪の公立中学校で教科学習を通じて非認知能力と認知能力の向上を実現した徳留宏紀先生が、イラストや図、データを交えて紹介。
上記の紹介例について、さらに中山先生が非認知能力的視点から解説する教育実践の書。

目次

はじめに
第Ⅰ章 認知能力と非認知能力は「コインの裏表」
「コインの表裏」とストックホルム大学の老教授は言った
学習指導要領に散見される「非認知能力」
日本でも始まった認知能力と非認知能力の一体化
第Ⅱ章 あらためて非認知能力について
教育現場で非認知能力の方向付けに活用できるグルーピング
日常にあふれる機会を継続的に活かし続けることで向上される
第Ⅲ章 教育現場で非認知能力を伸ばす実践ステップ
教師全員が「自分ごと」としてとらえ、取り組むべきこと
教師同士で行うパフォーマンスの共同評価こそ最も価値ある産物
第Ⅳ章 見取りのレンズと仕掛けのギミック
授業や行事で非認知能力を子どもたちと共有する実践法
意識の変化が行動の変化につながる
第Ⅴ章 ある公立中学校教員の挑戦
5つの教育実践ステップを取り入れた授業づくり
教科の学びを通じて子どもたちの非認知能力を向上させたい
教育現場の「手ごたえ」の数値化
「学び方を学ぶ」ことが自主的な学びを支える
第Ⅵ章 学校改革で実現した大人と子どもの非認知能力向上
授業以外での非認知能力の取り組みとは?
授業以外で行った非認知能力向上の取り組み
学校現場のリアルこそがエビデンス
大人たちのアップデートは、そのままクラスに適用できる
第Ⅶ章 スウェーデンの教育実践「3つのLearn」とは
非認知能力の教育実践ステップとスウェーデンの教育は似ている
民主主義的価値観を育む3つのLearn
3つのLearn は認知能力と非認知能力を一体的に育成する
子どもたちの生きる力を育むカリキュラム・マネジメント
第Ⅷ章 スウェーデンのPBL計画書―子どもたちの興味に寄り添う―
就学前教育現場のさらに具体的な実践事例が知りたい!
スウェーデンのPBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)
日常的な対話や関わりの中で価値観は形成される
子どもたちの持つ興味や考え方に誠実に寄り添い深め発見する
第Ⅸ章 スウェーデンの感情教育実践―子どもが自分の感情について学ぶ―
スウェーデンで実践されている「感情について」の学びとは
感情について学ぶために必要な二つの力
認知機能が変容することで感情も変容する
第Ⅹ章 教育現場における評価は何のために、誰のためにあるのか?
非認知能力に立ちはだかる評価の壁とは?
評価は「今後の自分自身の成長」につながっていくべきもの
自分を高め、お互いを高め合い認め励ます評価を
評価そのものの「できる」「できない」を考えるカギ
指導と自走の両立をつくり出すための評価を
おわりに
参考文献・引用文献
著者略歴