ボードゲームが人を変える、まちを変える シリアスゲームの活用とつくり方

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ボードゲームが人を変える、まちを変える シリアスゲームの活用とつくり方

  • ISBN:9784875264408

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内容説明

シリアスゲームづくりの世界へようこそ!
  
今日、人々の関心が集まりづらい課題、表層的な理解に留まり本質が理解されづらい課題が、社会に山積しています。その中で、ボードゲームは、楽しい体験を通して、いまそこにある課題と自分自身との関わりに対する人々の「気づき」を促し、「行動変容」を起こさせて、まちの「課題解決」に向かわせる力を持っています。
  
このゲームの持つ力が注目され、近年、さまざまな社会課題をテーマとしてシリアスゲームがつくられています。「シリアスゲーム」とは、社会の諸問題を解決することを目的としたゲームのことです。その数は、国内だけでも400以上を数えます(2022年、著者調べ)。
  
ゲームは、「参加者を惹きつけ、前のめりの参加を促せる」「伝えたいメッセージを効果的に伝えられる」「参加者同士の対話を促し、学び合う場をつくれる」という効用を持ちます。
そのことから、公務員や会社員を対象とした「研修」、市民活動の場や学校における「教育・普及」、市民の意見やアイデアを集める「意見聴取・施策立案」、人々の間のコミュニケーションを促進する「コミュニティ形成」など、さまざまに活用されています。
本書は、「ゲームを課題解決の手法として取り入れたい」「自分でシリアスゲームをつくりたい」「ゲ―ムという手法の導入を、上司・仲間に説得する材料がほしい」というあなたにピッタリの一冊です。
   
著者は、いずれもゲームづくりの経験が豊富な、NPO職員(元自治体職員)とコンサルタント、そして本職のゲーム編集者。本書では、著者が大学で担当している「シリアスゲームデザイン」の講義をベースに、ゲームの活用事例や学生の作品なども紹介しながら、オリジナルゲームのつくり方を6つのステップにわけて解説します。「伝えたいものを、どのようにしてゲームに落とし込むか」という、ゲームづくりの神髄に迫ります!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Atsumi_SAKURADA

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日本語ではまだ少ない(アナログ)シリアスゲームのデザインの本です。資料がweb公開されている千葉商科大学での講義が土台にあり、具体例や実践上の助言が平易な表現で添えられています。講義の企画者の所見にあるように、教育上は「楽しい」とともに対象のモデル化が要諦となっていて、ここで題材とするような事象を扱う研究活動に通じます。「デザイン志向の政策立案」につなげるには、むしろ主体となる組織(行政)の構造といった要因が課題となる可能性がありますが、それもシリアスゲームになりそうですね。2023/08/28

Jey.P.

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行政・教育機関・企業などによる(アナログ)シリアスゲームの活用事例の紹介と制作ガイド。制作についてはガッツリ解説されてるわけではないが、注意すべき点と、普通のゲーム開発との違いが書かれており興味深い。伝えるべきポイントとそのために必要な体験・場面を考えるというのは通常のゲーム開発でも大事かもしれない。2023/07/30

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