臓器移植の人類学――身体の贈与と情動の経済

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臓器移植の人類学――身体の贈与と情動の経済

  • 著者名:山崎吾郎【著】
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  • 世界思想社(2023/08発売)
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  • ISBN:9784790716556

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内容説明

無償で臓器を提供した家族の背後に見え隠れする苦悩、部品化した身体の行方、脳死論争の現在……。制度と実践を緻密に分析することで、身体への技術的介入の先に現れる、生と死の姿を浮き彫りにし、社会と経済の秩序再編のプロセスを描き出す

目次

序章 臓器移植の人類学
第I部 臓器移植の経済論
第1章 社会政策としての贈与
第2章 「愛の経済」と市場経済
第II部 医療実践と身体の変容
第3章 人はいかにして臓器を提供するか
第4章 レシピエントの身体における自己と他者
第5章 ドナー家族とレシピエントが出会うとき――匿名の贈与とその効果
第III部 身体と経済の再編
第6章 正当性をめぐる政治――脳死論争の現在
第7章 グローバリゼーションと医療政策の行方
第8章 治療から数の調整へ――身体へのまなざしの変化
終章 技術とともにある生

あとがき
謝辞
参照文献
索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

0
ふむ2017/12/30

☆☆☆☆☆☆☆

0
技術や制度と相互作用しながら変容する人格や身体観、そして生死を、フィールドワークを通じて描き出す一冊。センシティブなテーマを価値判断を交えずに記述する手腕は見事だし、思弁的な議論を注に落とすことで一般性と学問性を両立させる構成も上手い。情動が触発するのは語りだけではないはずなので、インタビュー中心である点が少しだけ物足りないようにも思えますが、たいへん参考になりました。2016/08/07

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