内容説明
地域特有の地勢・地形、歴史、交通、文化、産業・・などのジャンルから知っておきたいトリビアを深掘りしていく「トリセツシリーズ」。国内47都道府県の刊行も終え、新たに台湾版が登場!デジタル産業を中心に、近年、目覚ましい経済発展を遂げている台湾をトリセツ流に徹底紹介します。日本とは地理的にも歴史的にも身近な存在である台湾について改めて学びたい人にうってつけの一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
86
オランダ統治に始まり、鄭氏政権、清国の支配から日本統治、そして蒋介石率いる国民党政府が中華民国を樹立し、現在に至る。ユーラシアプレートとフィリピン海プレートの押しにより形成された地形は火山を含み地震も多い。北東アジア最高峰玉山をはじめ3000m級の山岳が連なる。台北は台湾北部の盆地にあり、淡水河が流れる街。1944年台北市の人口は約40万人と大日本帝国で9番目の都市であった。台湾には日本統治時代の建造物が数多く残っており、文創によりリノベーションがなされつつある。渡り鳥の拠点でもあり、魅力が尽きない。2024/01/27
きみたけ
60
この夏に台湾旅行を予定しているので少しお勉強😅台湾の歴史や建築・鉄道など、日本との関わりから地質景観、離島の文化まで台湾のことをまるごと載せた一冊。日本統治時代の総督との関わりや、離島のタオ族・アジアの火種「南沙諸島」など、知らなかった台湾情報に触れることが出来ました。2023/06/04
榊原 香織
57
トリセツ・シリーズでなんと台湾編。 これ国内シリーズじゃ? やっぱり魅了的。日本式駅舎が各地に残ってる。鉄道各駅停車で行って見たい。2023/02/04
chang_ume
9
台湾の一般概説よりも項目説明を優先した内容で、全体理解よりもマニア的興味が卓越した内容をどうみるか。正直やや物足りなさも。日本帝国の植民地政策に関する記述も特徴で、台湾のインフラ整備に大きな役割を果たした点が特筆される。反面、統治の非対称的なあり方についてほぼ無視した描かれ方は、戦後国民党支配の苛烈さが日本支配を上書きした結果だろうか。台湾内外での歴史叙述のフォーマットにもなっているような印象。結果として「親日」表象なのかもしれませんが。こちらの台湾現地での体験も含めて、ポストコロニアルの認識を実感する。2024/09/03
アメヲトコ
4
2022年9月刊。台湾の歴史と文化についてコンパクトにまとめた一冊。鉄道と建築の比重が多いのは著者の好みでしょうか。昭文社らしく地図が綺麗なのとフルカラーで写真が多いのがよいです。2025/01/31
-
- 電子書籍
- 近頃、気になりません? 講談社文庫
-
- 電子書籍
- 間違いだらけの日本のインバウンド 扶桑…
-
- 電子書籍
- 9時にはおうちに帰りたい プチキス(7…
-
- 電子書籍
- 読売クオータリー選集2013年春号1・…