内容説明
冥王星の彼方から、〈巨人たちの星〉にいるガニメアンの通信が再び届きはじめた。彼らは地球を知っているガニメアンとは接触していないにもかかわらず、地球人の言葉のみならず、データ伝送コードを知りつくしている。ということは、この地球という惑星そのものが、どこかから監視されているに違いない……それも、もうかなり以前から……! 5万年前に月面で死んだ人々の謎、惑星ミネルヴァを離れたガニメアンたちの謎など、絡まった謎の糸玉がみごとに解きほぐされる。星雲賞を受賞した不朽の名作『星を継ぐもの』に続く、シリーズ第3弾!/解説=山之口洋/*本電子書籍は『巨人たちの星』(創元SF文庫 新装新版 2023年9月8日初版発行)を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
84
知性が暴力を凌駕する瞬間を圧倒的且つ、最高のカタルシスとして描かれていたように思いました。最高!2025/08/17
keroppi
78
前作を読んでだいぶ時間が経ってしまった。しかも細切れに読んでいたら、地球の各国の人物と宇宙の各陣営のカタカナ名が混乱してしまい、かなりストーリーを追うのに難航してしまった。時間と空間を大胆に超えていき、地球人たち宇宙人たち入り混じっての陰謀劇で、これまでの三作をまとめている。少し「三体」を思い出したりした。書かれたのは「三体」のずっと前だけど。この後、まだ2作品あるようだが、どう展開していくのだろう。次作「内なる宇宙」も読んでみよう。2024/01/10
まちゃ
58
『星を継ぐもの』シリーズ第3弾。前2作で残された謎が解き明かされていく展開に読む手が止まらない。本作も面白かった。前2作に比べると異星文明との共闘や闘争などが描かれており、よりエンターテインメント性が高い印象でした。 続く2作も楽しみです。2023/09/20
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56
🌟🌟🌟🌟🌟。難解な部分もあり一読しただけで把握するのは無理。また、ご都合主義に感じる箇所もある。だけどそれらを補って余りある内容。壮大なスケール。意味不明だけどワクワクするようなSF考証。個性的なキャラクター達。先が気になる物語展開。伏線回収エンディング等、これを40年も昔に書いていた事に(面白さを感じると共に)驚愕した。巷では『星を継ぐもの』が有名になっているがこのシリーズの凄いところは3作品とも全く毛色の違う物語で前作のハードルを飛び越えているトコロにあると思う。2024/02/07
中嶋YN
34
『星を継ぐもの』3部作の最終巻。なんやかんやで面白く読めました。2023/01/31
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