球形の囁き

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球形の囁き

  • 著者名:長岡弘樹【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 双葉社(2023/08発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575246599

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内容説明

45万部超のヒット作となった『傍聞き』の表題作で、主人公を務めたシングルマザー刑事の啓子と、一人娘の菜月。新聞記者になることが将来の夢だった小六の菜月が高校生、大学生となり、そして夢を叶えたなかで数々の事件に遭遇する。母娘の際立つ推理力が導き出した、難事件の真相とは? 前作『緋色の残響』に続く、母娘シリーズ短編集の最新刊!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

257
10月の第一作は、羽角母娘シリーズの第二弾、連作短編集、長岡 弘樹は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 オススメは、『落ちた焦点』&『黄昏の筋読み』となります。 https://www.futabasha.co.jp/book/978457524659900000002023/10/01

昼寝ねこ

182
シングルマザー刑事の啓子と推理力に秀でた娘の菜月が活躍する母娘シリーズ第二弾。短編の『傍聞き』から数えれば三冊目になる。今作では菜月が高校生、大学生、社会人と成長していき最後は母親と同じシングルマザーになる。このシリーズでは理系の謎解きが多いのも特徴的。刑事の家庭だから仕方ないが、それにしても菜月の周囲で殺人事件が起き過ぎる。しかも身近な人物が被害者や加害者というパターンが結構あって普通なら一回でもトラウマになりそうだが菜月のメンタルは大丈夫なのだろうか。新聞記者になるぐらいだから乗り越えられたのかな。2025/07/19

いつでも母さん

171
凄い!どんどん進むのだ。理系苦手な私には母・啓子の理解すら尊敬しちゃう。だから、はぁ?が行ったり来たりして集中できないのが苦しいし悲しい(泣)シリーズ最新作の連作5話。スルーしそうな(私なら絶対に気付かない)些細な事からこんなに展開する?毎度思ってしまうのだ。おまけにこんなに進んで、これでお仕舞じゃないですよね?彩弓ちゃんの明日はどっちに進むのかなぁ?2023/09/12

イアン

160
★★★★☆☆☆☆☆☆『緋色の残響』に続く羽角母娘シリーズ第2弾。新聞部の活動で暗室を訪れた菜月は、そこでかつての教育実習生・咲弥と再会する。時を同じくして発生した女性殺し。犯人特定の決め手となったのは、直前に刈り取られた葉っぱだった――(「緑色の暗室」)。全編とも簡潔にまとめられており非常に読み易いが、「そんな偶然万に一つも起こらないだろう」というご都合主義が気になる。無駄を極限まで省いた結果、メインの母娘以外は犯人と被害者しか登場していない作品もあり「犯人当て」を期待すると肩透かしを食らうかもしれない。2025/01/30

しんたろー

157
羽角母娘シリーズの最新作は5編の連作短編集…娘・菜月が高校生~大学生~新聞記者となり、母・啓子も祖母の立場になるほど歳を重ねながら、母娘で事件に向き合う内容。長岡さんデビュー作『傍聞き』での登場から応援しているので、菜月の成長が父親のように嬉しかった。(もう少しユックリでも良かった気もするが) 残念ながら、名作『傍聞き』に肩を並べる作品はなかったが、著者らしい伏線の張り方と独特のトリックで楽しませて貰った。軽快なミステリに程良く情も絡んだ本シリーズは好みなので、菜月の娘・彩弓が成長するまで続けて欲しい。 2023/10/28

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